自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

1980年７月７日中国国際旅行社蘭州分社訪日団が秋田県知事を表敬訪問した際、団長の谷慶春氏(甘粛省人民政府外事弁公室副主任)から本県と友好を深めたい旨の申し入れがあり、これに対し知事が理解を示した。その後、双方が友好団を派遣し合うなど両県省の友好提携の実現に向けて積極的に取り組んだ結果、1982年８月５日甘粛省省長一行７人の来県のもとに秋田市において友好提携に関する協定書の調印が行われ、友好協力関係が樹立した。

提携先の概要

甘粛省は中国の西北部、黄河上流に位置し、面積453,700ｋ㎡、人口2,400万人強で、省都は蘭州市である。地形は5,000ｍ級の山脈や高原、草原、砂漠で形成され、複雑である。気候は降雨量が少ないため乾燥しているが、冬は暖かく夏は涼しい。産業は重工業、鉱工業、軽工業、農業、牧畜業が盛んで、特に石油は中国第一の開発省として脚光を浴び、石油化学、非鉄金属などの重工業は国民経済の重要な位置を占めている。また、黄河をはじめ水量の豊富な河川に恵まれ、水力エネルギーの開発が進み、青梅省、陜西省、寧夏回族自治区へ送電している。同省は古くから、貿易往来のシルクロードが形成されるなど中華民族文化の発祥の地として大いに発展したため省内には世界的に有名な敦煌莫高窟、天水麦積山、漢明代の長城などさまざまな文化遺産があり、古代文化芸術の宝庫と称されている。