女性結婚移民者の現況および問題点

地方自治団体居住外国人地域社会定着支援業務便覧(行政安全部(旧行政自治部)発行。以下、業務便覧)では居住外国人の現況および生活状況に触れており、1990年から2005年の間に韓国男性と結婚した女性結婚移民者は15万9906人で婚姻数は年々増えており、今後も持続するだろうとしている。
2005年の国際結婚は総結婚件数の13.6%で、そのうち外国人女性との結婚が72.3%を占めている。特に農村地域の場合10件中4件を国際結婚が占める。
※農村地域国際結婚推移:11.2%(2001)→11.9%(2002)→21.1%(2003)→35.9%(2005)
●居住地域構成
2006年4月現在の居住女性結婚移民者は5万5408人で、京畿道1万3963人(25.2%)、ソウル特別市1万2255人(22.12%)、仁川広域市4245人(7.66%)、慶尚南道3640人(6.57%)、全羅南道3594人(6.49%)の順となっており、首都圏(ソウル、京畿道、仁川)に54.98%が居住しているが、外国人労働者22万5314人の約70%(17万9365人)が首都圏に集中していることと比較すると、女性結婚移民者は全羅南道、慶尚南道など農漁村地域にも多く居住しているといえる。
●国籍別婚姻数
(統計庁2006年婚姻統計)
2006年に韓国人男性と婚姻した外国人、女性結婚移民者は、3万208人で国籍別にみると、中国1万4608人、ベトナム1万131人、日本1484人、フィリピン1157人の順となっている。2001年と比較すると総数も1万6人→3万208人と3倍以上増加しているが、中でもベトナムは134人→1万131人と75倍と大幅に増加している。
●女性結婚移民者の生活実態と問題点
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言語疎通問題、生活全般の文化的違いによる不便を感じたり、家庭が破綻したりする事例発生 |
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女性結婚移民者の児童養育に当たって両親の低い経済力や社会的地位、言語・文化・教育方式の違いなどにより家庭・学校教育での問題発生 |
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女性結婚移民者の児童のうち17.6%が、母が外国人であること(34.1%)意思疎通困難(20.7%)などの理由で集団的仲間はずれを経験(保健福祉部、2005) |
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女性結婚移民者世帯のうち所得が最低生計費以下である世帯が50%を超えるにもかかわらず、基礎生活保障受給世帯は13.7%に過ぎない。 |
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最低生活費以下である全体世帯は52.9%。うち18歳未満の児童がいる世帯は57.5%(福祉部実態調査2005) |
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女性結婚移民者の23.6%が実質的に医療保障体系(健康保険、医療給与)中に入ることができない。 |
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農村居住者は不妊女性が25%、自然流産経験者が13%と高い(保健福祉部2005)。 |
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金銭を媒介に進む産業化した結婚、家庭内暴力および婚姻破綻発生 |
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多文化主義の伝統がなく純血主義重視風土のため、国際結婚移民者についての偏見や差別が存在 |
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