CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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自治体間交流

姉妹交流活動の参考事例

姉妹自治体優良事例紹介

中国浙江省との人事・文化・スポーツ・経済等の交流を通じた友好関係の推進

  • 静岡県 静岡県
    静岡県日中友好協議会
  • 中国
    浙江省

交流事業の特色

  • 静岡県と浙江省との各界各層間の幅広い分野の交流の推進
  • 日中両国の地方レベルでのモデル的交流事業の展開(時代に即した内容で継続的実施)
  • 静岡県内における中国との交流のシンクタンク的機能
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp
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交流事業の内容

本協議会は、1979年に設立以来、静岡県と中国、特に1982年の静岡県と浙江省の友好提携締結以来、両県省の人事・経済・文化・スポーツ・学術等幅広い分野の交流促進を図っている。そして、自ら交流事業を行う他、静岡県側の連絡情報窓口として、静岡県からの委託を受け、浙江省等からの訪日団来静時の通訳業務や浙江省等からの書信・資料等の翻訳業務を行っている。また、県内企業の要望に応じて通訳・翻訳業務を行うなど、静岡県における浙江省との交流を一手に引き受けている。
人事交流事業では、1981年から静岡県の委託事業として浙江省政府と中国商務部国際貿易経済合作研究院派遣の静岡県中国研修生を毎年受入れ、すでに24期214名の研修生が帰国し各機関の幹部として活躍している。この事業の経験を活かし、県内企業の協力を得て、1990年から述べ1,000名以上の技術者を研修生や技能実習生(浙江省民間研修生)として受入れ、浙江省の経済技術面における人材の養成と民間経済交流の推進に協力している。
最近は特に若い世代の交流が重要であるとの認識に立ち、浙江省の高校生交流団の受入れや浙江省を訪問する県内高校生の修学旅行を推進している。また、両県省とも観光資源が豊かであり、一昨年から中国からの団体観光客の来日が可能になったことから、浙江省の観光ジャーナリストを本県に招聘し、浙江省を中心に中国各メディアを通じて静岡県のPRを依頼し、観光交流を推進している。
スポーツ交流においては、両県省友好提携締結5周年事業として1987年からマラソンの交流を始めた。相互に選手を派遣することによりマラソンのレベルを向上させることに寄与した結果、浙江省杭州市に市民マラソン大会を根付かせることに成功した。また、1999年からは少年レベルのサッカー交流を実施し、相互に選手を派遣し、交流を深めている。
経済交流面では、1993年に静岡県・浙江省経済交流促進機構を設立し、現在は、促進機構を中心に両県省の民間企業間の経済交流を推進している。そのうち、両県省間で開催する「日中経済交流シンポジウム」は、1980年に日中間の地方レベルで初めて開催され、それ以来これまで計13回開催し、近年は、「環境ビジネス・省エネ」等、日中間で目下大きな問題となっているテーマを選び開催している。

静岡県の概要浙江省の概要
人口 3,767,000人 4,700万人
面積 7,779km² 101,800km²
概況 日本列島のほぼ中央部、温暖な気候や海・山・温泉といったバラエティに富んだ自然や水資源に恵まれ、霊峰富士山を擁する。首都圏と中京圏・近畿圏の中間に位置し早くから交通体系の整備が進み、良好な社会条件を整える。人口、県内総生産とも全国第10位、日本全体の概ね3%を占めることから「3%経済県」といわれる。産業構造は製造業のウエイトが高く、日本屈指のものづくり県である。また、お茶、野菜、果実などの農業や観光産業が盛んである。中国浙江省とは1982年に友好提携を締結以来、経済・文化・スポーツ・学術等幅広い分野での交流を推進している。平成21年3月の「富士山静岡空港」開港を控え、今後の交流推進が期待される。 浙江省は、中国東南沿海部の揚子江デルタ南部に位置し、上海市に隣接している。気候は温暖で、住みやすい。地理的には、山間区が70%、平野が20%、水面部が10%となっている。経済的には昔から豊かなところで、現在ではGDPから見ると、全中国の第3位になっている。また、民営企業、特に中小企業が多く、市場経済が発達している。有名な産業としては、古くからシルクの生産が盛んで、繊維・アパレル等の産業も発達している。また、機械・電子・化学工業・医薬等の産業も盛んである。農産物では、お茶の生産量と輸出量はいずれも中国一で、特に龍井茶という緑茶は海外でも名高い。また、舟山群島は中国最大の海洋漁業基地で、水産業も盛んである。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1982年4月20日
姉妹都市提携の経緯 浙江省は本県の主要農産物である茶、ミカンのふるさとであり、また中国にあって気候、風土などの共通点も多く、古くから本県とのかかわりが深かった。そして、昭和55年より各種訪問団の往来や日本語教師派遣、技術管理研修生受入、経済シンポジウム開催など様々な交流が進められ、昭和57年4月友好提携を締結するに至った。
今後の展望、課題等 2007年、静岡県と中国浙江省が友好提携25周年を迎えるため、静岡県は本協議会と協力して記念事業を実施する予定である。この四半世紀の間、本協議会は両県省の相互信頼関係の構築に努め、相互理解の増進に寄与してきた。今後は友好親善にとどまるだけではなく、両県省間でより実質的な成果を得ることができるような事業展開が必要となるため、本協議会の果たすべき役割はますます大きくなる。

掛川・ユージン友好関係の推進

  • 静岡県
    掛川市
  • アメリカ合衆国 オレゴン州
    ユージン

交流事業の特色

  • 交流人数が多いこと(平成16年までにユージン市訪問2043人、掛川市訪問850人)
  • 継続的に派遣・受入を行っていること
    派遣: ユージン訪問団の派遣(H16年22人 計27回632人)
    ビュートトゥビュートマラソン招待選手及び訪問団派遣(H16年17人 計6回43人)
    農業後継者及び女性農業家研修派遣(H16年7人 計84人)
    市職員研修(H16年2人 計29人)
    中高大学生オレゴン研修派遣(H16年冬24人 計32回777人)
    受入: 掛川訪問団の受入(H15年18人 計17回216人)
    ユージン市の友人学園5年生及び保護者の受入(H16年38人 計222人)
    小笠掛川マラソン招待選手及び応援者の受入(H16年6人 計17回100人)
  • 平成元年に第三セクター(株)オレゴン生涯学習村を設立し、オレゴン州に農場を取得
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友人学園歓送迎会にて/天翔会による祭囃子奴踊り披露
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友人学園生徒学校体験/ホストファミリーの生徒のクラスにて過ごす
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友人学園保護者市内観光にて/おにわふみいし(健康遊歩道)体験

交流事業の内容

  • ユージン訪問団の派遣:毎年1回夏にユージン市へ訪問団を派遣し、平成16年で27回合計632人になりました。ユージン市に滞在する4,5日間は、市内見学、パーティー、ラフティング、バーベキュー等が行われ、姉妹都市委員会の方々と参加者たちの交流を深めています。また、滞在中は主としてホームステイをしています。
  • 掛川訪問団の受入:平成15年で17回合計216人になりました。掛川滞在中は、市内見学や歓迎会等に参加し、市内の家庭にホームステイしながら交流を深めています。
  • ユージン市の友人学園5年生及び保護者の受入:友人学園という日本語と英語による授業が行われるイマージョンスクールがユージン市に設立され、児童の修学旅行で掛川を訪れるようになり、これまでに222名が訪れています。滞在中は、市内小学校の児童宅にホームステイし共に学校に通い、子供たちの交流を図っています。
  • 中高大学生オレゴン研修派遣:中・高・大学生を対象に、教師1名を団長とし、これまで32回777名を派遣しました。学生たちはホームステイを主とし、オレゴン農場にも宿泊して、過ごします。
  • 農業後継者及び女性農業家研修派遣:1週間から3カ月間オレゴン農場へ派遣する研修で、国際交流イベントに参加したり、また周辺農場へ滞在したりして、農業の学習を行っています。
  • 市職員研修:同じく農場に滞在して国際交流の手伝いをして、近郊農家、市庁舎等を積極的に訪問し、生活環境、文化、習慣の違いを学びます。職員の国際的感覚ある資質を養うことや、ユージン市政との比較研究などを行うことによって、市の行政の高度かつ効率的な運営に活かすことを目的としています。
掛川市の概要ユージン市の概要
人口 84,221人 約14万人
面積 185.79km² 107km²
概況 浜松市から約30km 静岡市から約50kmの距離
産業 全国でも有数の茶所 緑茶生産日本一 伝統産業の葛布
昭和54年市制25周年を記念し、全国に先がけて「生涯学習都市宣言」を行い、市民一人ひとりの充実した生きがいと郷土に誇りと愛着をもてるまちづくりを進めてきました。
オレゴン州第2の美しいまちです。ジョギングと木材集散地として知られ、日本からの留学生も多いオレゴン大学があります。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1979年8月3日
姉妹都市提携の経緯 掛川市は、昭和54年に市制25周年と生涯学習都市宣言を記念し、ユージン市と姉妹都市提携を結びました。外国のまちと姉妹都市を結ぼうかと考えていたとき、ユージン市が静岡県内の市町村との姉妹都市提携を望んでいると知事からの紹介を受けました。昭和53年8月に第1次ユージン訪問団を派遣し、市の規模や産業構造が似ていること、緑豊かな文化都市であることなどから、姉妹都市提携を結ぶこととなりました。
今後の展望、課題等 姉妹都市交流のマンネリ化が課題となっています。今後、訪問団の派遣に加えて、音楽・サイクリング・環境問題など、何か一つのテーマを持ったグループを派遣し、ユージン市の同じようなグループと交流していけたらと考えています。

・黒船祭
・ニューポート市姉妹都市提携50周年記念事業

  • 静岡県
    下田市
  • アメリカ合衆国 ロードアイランド州
    ニューポート市

交流事業の特色

  • 両市にて開催される黒船祭への相互参加を交流の柱として、永きにわたり築いてきた相互の関係を確認し、称えあうとともに、今後の更なる交流を誓うための事業
  • 全事業において、下田市民とニューポート市民の参加と交流を基調とし、相互の交流を進展させる内容の事業
  • 市民、各団体、市内小・中学校及び高等学校、下田市、ニューポート市、ロードアイランド日米協会、また外務省、日米協会、米日財団、米国大使館、在日米海軍、米海軍横須賀基地、陸上・海上自衛隊等多くの関係者の相互協働と連携の基、活発な国際交流が盛り込まれた事業
  • 日本初の開港場となった歴史深い友好交流に基づく先進的な国際姉妹都市交流事業
詳しくはこちらをご覧ください。
下田市:http://www.city.shimoda.shizuoka.jp/
ニューポート市:http://www.cityofnewport.com/
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友好宣言書への署名及び交換
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姉妹都市提携50周年記念植樹

交流事業の内容

  • 下田市長、ニューポート市長をはじめ両市民のメッセージを掲載した記念誌を発刊し、両市にて配布。
  • 下田市にて開催の「ニューポート市姉妹都市提携50周年記念式典」に過去最多数22名のニューポート市民訪問団の参加。
  • 同式典にて、下田市長及びニューポート市代表(市議会議員)による「姉妹都市提携50周年記念友好宣言書」への署名及び取り交わしによる友好交流の促進と強化。
  • ニューポート市訪問団と下田市長をはじめとする下田市民代表及び下田市園児達によるペリー上陸記念公園における記念植樹。
  • 黒船祭期間中「ニューポートハウス」にてニューポートの写真、関連グッズの販売等特別ブースの設置。
  • 第25回ニューポート黒船祭へ公式訪問団21名を派遣。
  • 下田市中学生各中学校代表1名をニューポート市へ派遣しホームステイ及び第25回ニューポート黒船祭各行事に参加させることで次代の交流の担い手を育成。
  • 2009年度は、ニューポート市からの中学生受入を予定。
下田市の概要ニューポート市の概要
人口 25,896人 24,409人
面積 104.70km² 29.7km²
概況 伊豆半島の南東部に位置する豊かな自然に恵まれた南伊豆地域の中心都市。面積の約8割を占める急峻な山々と約47㎞におよぶ海岸線が美しい景観をかたちづくる。稲生沢・大賀茂川の両河川流域等の平坦地に市街地や集落が形成し、温泉が湧出する温暖な景勝地。 アメリカ合衆国北東部ロードアイランド州ロードアイランド島の南端に位置し、美しい港と閑静な海岸線を有するアメリカにおける第一級の避暑地。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1958年5月17日
姉妹都市提携の経緯 1854年、黒船艦隊を率いて下田に来航したペリー提督の出生地がニューポート市であり、日本最初の開港場となった下田に最もふさわしい海外都市であるため。
今後の展望、課題等 米国ペリー艦隊来航と下田開港の歴史的偉業から端を発した両市の交流を、両市において開催される下田市黒船祭とニューポート黒船祭への相互参加をとおして、また、次代を担う中学生の交流も行い、両国の開港にまつわる歴史的偉業を永久に伝えるとともに友好関係を推進し、国際親善に貢献する。
このページに関するお問い合せ先
交流支援部交流親善課
Tel :  03-5213-1723
Fax :  03-5213-1742
Email : shimai@clair.or.jp
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