ともに生まれる

平成21年度末現在、日本には、約218万人以上の外国人が、外国人登録をして生活しています。家族で移住してきた人、独身の人、日本人と結婚している人、外国人同士で結婚をしている人など、世帯状況は様々です。日本人と外国人の国際結婚は、年々増加しており、子どもを授かることもあります。
 日本で生まれた外国につながりを持つ子どもたちも、多くの場合は健やかに成長し、そして社会で活躍しています。しかしながら、中には、両親が問題を抱えていたために孤独を感じたり、子ども自身も将来にわたり問題を抱えることになる場合もあります。
 そうした事態を生まないためには、外国人の親が困っている時に利用できる支援の仕組みや、ともに支えあえる地域づくり、そして何より、わたしたち自身が、外国につながりを持つ子どもたちの存在を理解し、あたたかく見守っていくことが必要です。


子どもの誕生
90年代後半以降、アジアや南米から来日した外国人と日本人との国際結婚が増加したことに伴い、近年では毎年2万人以上の外国人を親に持つ子どもが誕生しています。  外国人の妊婦にとって、異国の地で出産を迎えることは、肉体的にも精神的にも大きな負担となります。生まれてくる命を尊重し、地域全体で守っていくために、どんな支援が必要でしょうか。
子どもの権利
両親が外国人だったり、両親の一人が外国人だったり、日本にも外国につながりを持つ子どもがいます。当然のごとく、彼らは日本人の両親から生まれる子どもたちと同じ「子ども」です、しかしながら、現実には、外国にルーツを持つ子どもであるというだけで、理由のない差別に晒されたり、両親の抱える問題に傷つくことも少なくありません。
子どもには「権利」があります。子どもの基本的な人権を守るためにどのようなことが行われているかを確認すると共に、子どもの権利に関してどのような問題があるか認識することが大切です。
国籍を考える
世界には、国籍を持たない無国籍者がおよそ1,200万人いると推計されています。誰でも当然のように国籍を持っているわけではありません、しかし、日本ではそのこと自体が知られていないのが現状ではないでしょうか。日本にも無国籍の子どもがいます。このような問題はなぜ生まれるのでしょうか。