小学校、中学校に入学する

国・地方自治体等の対応状況を知る

外国にルーツをもつ子どもたちへの支援には、国、地方自治体をはじめ、地域国際化協会やNGO・NPOなど多くの団体が取り組んでいます。まだまだ課題は多くありますが、課題解決に向けての取り組みや提言から、今後の各地域での施策へのヒントが得られるのではないでしょうか。

国の事業紹介

文部科学省「定住外国人の子どもの就学支援に関する緊急提言」

平成20年末からの景気悪化により、ブラジル人学校等に通う子どもの数が大幅に減少しました。文部科学省では、ブラジル人学校等への就学を見合わせている子どもや、現にブラジル人学校等に通っている子ども、さらに閉鎖されたブラジル人学校等に通っていた子どもで行き場を失った子どもたちを対象に、日本語・日本事情の指導、最低限の学習支援、親子両方を対象とする就学相談等を実施しています。

文部科学省HP
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kokusai/004/shiryou/__icsFiles/afieldfile/2009/05/07
/1263224_1.pdf

本緊急支援による「定住外国人の子どもの就学支援−架け橋教室−」は、国際移住機関(IOM)が文部科学省からの委託を受け、「子ども架け橋基金」の運営を行い、実施団体の公募、審査、モニタリング等を実施しました。(2014年度末まで実施)

国際移住機関HP
http://www.iomjapan.org/japan/kakehashi_top.cfm

文部科学省「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」

文部科学省HP
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kokusai/008/index.htm

文部科学省「外国人児童生徒受入れの手引き」

外国人児童生徒の公立学校への円滑な受入れのための、学校関係者や行政の相談者向けの指導方法がまとめられています。

文部科学省HP
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/1304668.htm

文部科学省「外国人のための就学ガイド〜日本の学校への入学手続きについて〜」

外国人児童生徒のための就学ガイドブックで、7言語(英語、韓国・朝鮮語、ヴェトナム語、フィリピノ語、中国語、ポルトガル語、スペイン語)で作成されています。

文部科学省HP
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003/1320860.htm

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地方自治体の施策

外国人集住都市会議

外国人集住都市会議は、ニューカマーと呼ばれる南米日系人を中心とする外国人住民が多数居住する都市の行政並びに地域の国際交流協会等をもって構成し、外国人住民に係わる施策や活動状況に関する情報交換を行うなかで、地域で顕在化しつつある様々な問題の解決に積極的に取り組んでいくことを目的として設立されたものです。

この外国人集住都市会議において、外国人児童生徒の教育についても提言が行われてきました。

外国人集住都市会議HP
http://www.shujutoshi.jp/index.html

富山県「外国籍こどもサポートプロジェクト」

富山県では、外国につながる子どもたちが気軽に集まって勉強したり遊んだりできる居場所作りを行っています。現在は、射水市内に2ヶ所の「多文化こどもサポートセンター」を開設して活動しています。

富山県HP
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1018/kj00013994-000-04.html

千葉県「外国人児童・生徒の日本語指導のあり方に関する調査研究」

外国人児童・生徒等の教育の改善に役立てるため、県内における外国人児童・生徒の受入れ体制、指導内容など日本語指導のあり方について実態を把握し、その課題を検討しています。

「外国人児童生徒受入のための手引き」外国人児童生徒受入体制整備研究会
(事務局:千葉県教育庁企画管理部教育政策課)
外国人の子どもが快適な学校生活や社会生活を送れるよう支援していくために手引書を作成されました。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/gaikokujin/gakkou-sensei/tebiki.html

大阪府教育委員会「帰国・渡日児童生徒学校生活サポート」

子どもたちの学校生活や進路を支援し、保護者の不安を取り除くために6ヶ国語で情報を提供しています。

大阪府HP
http://www.pref.osaka.lg.jp/shochugakko/kikoku/

岩倉市「日本語・ポルトガル語適応指導教室」

岩倉市では、外国籍児童生徒に対して、日本の学校や日常生活に適応できるように日本語を指導するとともに、日本の文化や日本の学校のきまり、社会のルールについても指導しています。また、ブラジルへ帰国する児童生徒や母国語を忘れて親とのコミュニケーションが図れなくなることのないように、ポルトガル語の指導もしています。

岩倉市日本語適応指導教室HP
http://www.iwakura.ed.jp/nihongo/frame.htm

可児市「外国人児童生徒の学習保障事業」

可児市では2003年度〜2004年度までの2年間に、「外国人の子どもの教育環境に関する実態調査」を実施し、2005年度から外国人児童生徒の学習保障事業を開始しています。日本語を集中して学習する「ばら教室KANI」のニュースレターも本ページからご覧になれます。

可児市学校教育課HP
http://www.city.kani.lg.jp/4504.htm

太田市「定住化に向けた外国人児童・生徒の教育特区」

群馬県太田市は、平成16年3月に「定住化に向けた外国人児童・生徒の教育特区」の認定を受けました。平成17年からは、バイリンガル教員による日本語教室の開催や小学校に入学を希望する子どもたちのためのプレスクールを実施しています。

太田市HP
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0020-003kikaku-english/kyouiku.html

浜松市

浜松市ではこれまでに、バイリンガルの就学サポーターや支援員を学校に派遣して教科の指導補助や通訳・翻訳などを行うほか、日本語の習得程度や学年に合わせて指導する「外国人児童適応指導教室(ことばの教室)」等を行っています。

「多文化共生のとびら 〜外国人の子どもたちに夢と希望を〜浜松市の取組み〜」
自治体国際化フォーラム206号(2006年12月)
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_206/07_culture.pdf

また、浜松市では、外国人の子どもの教育を皆で支え、誰もが能力を発揮できる環境をつくることを目的に、2011年度から「外国人の子どもの不就学ゼロ作成事業」を開始しました。

「多文化共生のとびら 〜浜松市における「外国人の子どもの不就学ゼロ作戦事業」について〜」
自治体国際化フォーラム206号(2014年11月)
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_301/14_culture.pdf

横浜市立いちょう小学校(※)

神奈川県いちょう上飯田団地は外国人が多く住む地域です。この地区にある「いちょう小学校」には、平成10年まで隣接の大和市に「インドシナ難民定住促進センター」が設置されていたこととも関係し、インドシナ難民や中国帰国者の呼び寄せ家族の方々が近隣地域に住むようになり、外国につながりのある子どもが多く在籍する学校です。本小学校では多文化共生の学校づくりと地域づくりに取り組んでいます。

※「横浜市立いちょう小学校」は、平成26年4月1日に「横浜市立飯田北小学校」と統合し、「横浜市立飯田北いちょう小学校」になりました。

「多文化共生のとびら 〜多文化共生の学校づくり〜 横浜市立いちょう小学校」
自治体国際化フォーラム204号(2006年10月号)
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_204/12_culture.pdf
山脇啓造、横浜市立いちょう小学校編『多文化共生の学校づくり−横浜市立いちょう小学校の挑戦−』
(明石書店、2005年)

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国際交流協会やNGO等の支援

公益財団法人宮城県国際交流協会 「MIA外国籍の子どもサポートセンター」

日本語学習支援サポーターの派遣、母語支援サポーターの派遣、子どもを対象とした日本語指導教材・教科指導教材等の教材の貸し出しを行っています。

公益財団法人宮城県国際交流協会HP
http://mia-miyagi.jp/kodomosupo.html

公益財団法人かながわ国際交流財団 「かながわ日本語学習マップ」

かながわ県内で実施されている日本語教室、母語教室、学習補修教室等の活動情報を取りまとめたホームページ「かながわ学習マップ」を運営しています。

公益財団法人かながわ国際交流財団HP
http://www.kifjp.org/classroom/

公益財団法人愛知県国際交流協会 「日本語学習支援基金」

愛知県国際交流協会では、愛知県や(社)中部経済連合会、愛知県商工会議所連合会、愛知県経営者協会の各団体の協力・賛同のもと、平成20年度に「日本語学習支援基金」を創設しました。
この基金では、日本語学習を希望する外国人児童生徒に、日本語学習の機会を提供したり、外国人学校に対し日本語学習に関する助成を行い、日本語学習環境の充実を図ったりしています。

公益財団法人愛知県国際交流協会HP
http://www2.aia.pref.aichi.jp/kyosei/j/kikin/index.html

公益財団法人長野県国際交流推進協会 「サンタ・プロジェクト(外国籍児童就学支援プロジェクト)」

2002年に外国籍児童就学援助委員会を立ち上げ、経済団体等からの寄付金・募金をもとに、母国語を学ぶ外国籍児童の支援をしています。

公益財団法人長野県国際交流推進協会HP
http://www.anpie.or.jp/santa_project/

特定非営利活動法人 多文化共生センター東京

多文化共生センター東京では、外国にルーツを持つ子どもたちへの教育事業を中心に、子育て支援等のファミリーサポート事業等を実施しています。「たぶんかフリースクール」では、行き場のない外国籍の子どもたちのために日本語指導や教科指導なども行っています。

特定非営利活動法人 多文化共生センター東京HP
http://tabunka.or.jp/
『多文化共生センター東京 −ニューカマーの子どもたちの教育課題のひとつとして−』
自治体国際化フォーラム238号(2009年8月号)「クローズアップNGO・NPO」
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_238/11_closeup.pdf

多文化共生教育ネットワークかながわ

神奈川県内に住む外国にルーツを持つ子どもたちの教育に関して支援をするNGOです。「日本語を母語としない人たちのための高校進学ガイダンス」「外国につながりをもつ子ども支援ネットワーク会議」などを実施しています。2009年秋からは、高校進学のための学習を支援する「たぶんかフリースクールよこはま」を開校しています。

多文化共生教育ネットワークかながわHP
http://www15.plala.or.jp/tabunka/

宇都宮大学HANDSプロジェクト「だいじょうぶnet.」

「だいじょうぶnet.」は、主に学校現場で外国人児童生徒教育に関わる人のための情報サイトです。利用者とスタッフ間の相互交流が特徴です。
周囲に相談できる方のいない支援者の質問には、経験豊富なスタッフが、実情に即した対応策を迅速に回答します。

だいじょうぶnet.
http://www.djb.utsunomiya-u.ac.jp/

公益財団法人滋賀県国際交流協会 「外国人住民サポート事業」

滋賀県国際交流協会では、外国にルーツを持つ子どもたちをサポートする学習支援者のスキルアップや情報交換の場として学習支援体制の一層の充実を図るため、外国にルーツを持つ子どもへの日本後学習リソースルームを開設し、学習支援の環境整備を行っています。また、高校への進学をさらに促進するため、県及び各区市町村教育委員会と連携した進路ガイダンスを各地で開催しています。

滋賀県国際交流協会HP
http://www.s-i-a.or.jp/front

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