高校・大学に入学する

国・地方自治体等の対応状況を知る

日本の高校、専門学校、大学等への入学方法は、外国と異なる場合があります。入学試験ではなく、卒業試験しかない国もあり、中学校と高校を区別しない国もあります。
日本のシステムに戸惑いをしめしている外国人に対しては、教育制度に関するわかりやすい情報を提供などにより、次のステップへと進めるよう手を差し伸べる必要があります。
多くの自治体やNGOでは、これまで紹介した諸問題を解決することを目的に様々な取組みを行っています。ここでは、外国人向けの情報提供や、進学ガイダンス等の事例を紹介します。

外国人の進学支援

進学情報の提供・進路ガイダンス

日本の入試制度は、外国人の生徒にとって、必ずしもわかりやすいわけではありません。日本人にとっても、高校入学への進学は戸惑いをもたらしますが、制度のことが分からない外国人にとってはなおさらです。

また、自治体や学校によっては、外国人の入学条件を緩和したり、特別枠を設けたりしている高校もあります。このような対応に関する情報については、各教育委員会等を通じて情報を入手することができます。

文部科学省 CLARINET
文部科学省の帰国子女等を支援するためのポータルサイト“CLARINET”では、海外子女教育・帰国児童生徒教育関係の教育相談や情報提供並びに海外にある日本人学校・補習授業校と国内の学校及び日本人学校・補習授業校同士などの情報交換等が行えるような場を広く提供しています。
文部科学省 HP
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/main7_a2.htm
自治体国際化協会 「多言語生活情報」
日本の教育制度の概要に関する多言語情報は、自治体国際化協会の「多言語生活情報」で提供しています。
http://www.clair.or.jp/tagengorev/ja/j/index.html

学校で行う三者面談や進学説明会では、外国人生徒の十分な問題解決に至らない場合があるため、彼らのニーズに焦点を当てた説明会や進学ガイダンスなど実施している団体があります。
また、彼らにとっては、同じような状況におかれた身近なロールモデルがいないため、高校や大学等へと進学した先輩の成功体験を共有する機会を提供することも効果的です。

さらに、忘れてはならないのは、保護者への情報提供です。
生徒本人が日本語が話せても、保護者が日本語が理解できないこともあります。日本人の保護者は、自分の経験から、子どもに進学についてアドバイスができるのに対して、外国人の保護者は、知識や経験がないため、子どもにアドバイスをしたくてもできません。
こうしたことに配慮した、保護者向けの多言語情報の提供など、幅広い支援が求められます。

未来のための進路ガイダンス
日本語を母語としない子どもと保護者に対して、中学校卒業後の進路について多言語でガイダンスを行っています。
公益財団法人 滋賀県国際協会 HP
http://www.s-i-a.or.jp/news/203
多文化共生教育支援プロジェクト
外国籍の子どもと親を対象に、子どもたちが十分な教育を受けられることを目的とした情報サイトの運営、高校進学ガイダンス、交流会などを実施しています。
浜松NPOネットワークセンター HP
http://www.n-pocket.jp/foreigner/foreigner/education-projects/
多文化共生教育ネットワークかながわ(ME−net) HP
日本語を母語としない人のための高校進学ガイダンスを実施しています。
http://www15.plala.or.jp/tabunka/
進学ガイダンス主催者交流会 HP
「外国人の子どものための進学・進路ガイダンス」の主催者の交流会を開催しています。
http://www.tim.hi-ho.ne.jp/meri-/sg/index.htm

学習支援・教育者支援

文部科学省 かすたねっと
“かすたねっと”は、帰国・外国人児童生徒教育のために提供する情報検索サイトです。このサイトでは、多言語による文書や日本語指導、特別な配慮をした教科指導のための教材等、様々な資料を検索することができます。
文部科学省 HP
http://www.casta-net.jp/
宇都宮大学 だいじょうぶnet.
“だいじょうぶnet.”は、外国人児童生徒教育を担当する教員向けの情報共有サイトです。学校で支援にあたる教員だけでなく、地域ボランティアや、外国人児童生徒支援に興味のある学生まで、様々な立場の人たちにとって情報交換の場になることを目標としています。
宇都宮大学 HANDSプロジェクト HP
http://www.djb.utsunomiya-u.ac.jp/
にほんごをまなぼう
初期日本語指導のマルチメディア教材です。
日本語指導教材研究会 HP
http://www.hellonavi.com/foldera/index.html

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入学支援

在県外国人等特別募集

神奈川県の公立高校の一部では、選抜試験において「在県外国人等特別募集」(在県枠)を行っています。また、在県枠とは別に、在留年数が6年以内の場合に、試験時間の延長や試験問題文にルビを入れるなどの受験方法を特例で申請できる「特別申請受検」の制度を設けています。

<引用文献等>
神奈川県「神奈川県公立高校外国語版進学ガイドブック」
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f544/p757277.html