CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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海外事務所フラッシュ

2021年4月28日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】 「ワクチンバス」、田舎の高齢者への出前接種に走る!=仏

◇「ワクチンバス」、⽥舎の⾼齢者への出前接種に⾛る︕=仏

 フランスでは、4⽉24⽇までに約1400万⼈が新型コロナウイルス感染症のワクチンを受けたが、国内各地で接種を促進する「ワクチンバス(vaccibus)」が運⾏されている。仏南⻄部オート=ガロンヌ県では、⾼齢者や基礎疾患のある50歳以上を対象に、接種会場がない農村部のコミューン(市町村)に出向き接種を⾏うワクチンバスを運⽤している。県の消防本部が、国の州地⽅⻑官の要請を受け、コミューン、市⻑会、国の州保健庁、⼤学病院などと協⼒し実施している。6⽉中旬まで毎週末、県内17のコミューン間広域⾏政組織を巡る予定で、4⽉13⽇までに5コミューンで約1300回分のワクチン接種を⾏った。詳しくはこちら。(パリ事務所)

03_PAR138.jpg写真:オート=ガロンヌ県消防本部(SDIS31)が運⾏する救急⾞を利⽤したワクチンバス © SDIS 31 / Matthieu Luna

◇コロナ禍でニューヨーカーの読書を支える「SimplyE」=米

 ニューヨーク公共図書館は2016年、「SimplyE」という電子書籍の貸出や閲覧ができるアプリケーションを開発した。同館のほか、「SimplyE」を利用する米国内の図書館が所蔵する電子書籍やオーディオブックなど、30万冊以上のコレクションを提供している。新型コロナウイルスの影響により図書館は依然閉鎖されており、「SimplyE」を利用するために電子図書館カード登録数が864%増加した。詳しくはこちら。(ニューヨーク事務所)


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写真:モバイルアプリ「SimplyE」

◇シンガポールで鹿児島の魅力に「Zoom in」

 3月22日から4月末まで、シンガポールにおける日本文化の発信拠点ジャパン・クリエイティブ・センター(JCC)で、鹿児島をPRする取り組み「Zoom in 鹿児島」が開催されている。JCCでポスターや観光パンフレットなどを配置するほか、フェイスブックで定期的に鹿児島にまつわるプチ情報を投稿し、オンラインとオフライン両面から現地の人々の鹿児島に対する関心を喚起している。(シンガポール事務所)

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写真:JCCのフェイスブック投稿の様子

◇コロナ禍での市長選挙=韓国

 4月7日、ソウル特別市長と釜山広域市長の補欠選挙が実施された。新型コロナウイルスの流行が続く中での選挙となり、韓国政府は「すべての国民が安心して、投票できるよう支援する」とし、投票時の防疫指針を設定。感染者は自宅や病院からの郵便投票、もしくは特別事前投票所で投票を行い、自家隔離者は一般の有権者が投票を終えた7日午後8時以降に投票を行った。
 ソウル市長は呉世勳(オ・セフン)氏、釜山市長は朴亨埈(パク・ヒョンジュン)氏が当選し、いずれも保守系最大野党「国民の力」の候補者が勝利した。(ソウル事務所)

◇バサースト市・大熊町の姉妹都市提携30周年と東日本大震災10年で記念植樹式=豪

 3月11日、オーストラリア南東部のバサースト市にあるオオクマジャパニーズガーデンで、福島県大熊町との姉妹都市提携30周年と東日本大震災10年を記念した植樹式が開催された。これまで姉妹都市交流に携わってきた人々や、在シドニー日本総領事館首席領事、クレアシドニー事務所職員も出席し、東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げた後、バサースト市長からこれまでの交流により深い友情が育まれたことを喜び、その未来への継続を願うあいさつが披露された。両自治体は、高校生をはじめとした多くの市民・町民の交流を通じ、緊密な関係を築いている。(シドニー事務所)

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写真:あいさつするバサースト市長(左か2人目)

◇長野県上海事務所と河北省人民政府が対談、22年北京五輪へ交流・協力を発展=中国

 2022年2月に開幕する北京冬季オリンピック・パラリンピックに向け、友好都市としてさらなる交流・協力を発展させるため、4月14日、15日の日程で長野県上海事務所が河北省石家荘市を訪問し、同省の人民政府と対談を行った。対談の場では、大会開催に向けた新型コロナウイルス対策や運営スタッフ・ボランティアの人材育成、ホスピタリティーの向上に関するノウハウが話し合われた。終了後は河北省内を視察し、同省の歴史や産業について知見を深めた。(北京事務所)

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写真:対談の場で意見交換を行う様子。左側が長野県上海事務所とクレア北京事務所、右側が河北省人民政府の関係者

◇子宮頸がんのセルフチェックが試行開始=英

 英国イングランドでは、コロナ禍の影響を受けて一時中止されたことにより、子宮頸がん検診の受診が予定より遅れている。現在は検診が再開されたものの、新型コロナウイルスへの感染を恐れて受診をためらう人もおり、この傾向は白人女性よりも黒人・アジア人・少数民族の女性に多く見られるとの調査結果も出ている。そのため、NHS(国民保険サービス)などは、特に受診率が低いロンドンの住民を対象に、検査キットによる自宅でのセルフチェックを導入した。この検査キットは綿棒などで細胞を採取するといった簡易なもので、従来の検査よりも不快感が少ないように配慮されている。自宅での検査は容易で、プライバシーも確保されるため、受診率を大幅に改善するものとして期待されている。詳しくはこちら。(ロンドン事務所)


◇クレアからのお知らせ

 海外における新型コロナウイルス感染症の状況をお伝えするため、クレア海外事務所の所在都市における「日本からの短期出張者の入国に関する制限などの概要」や、所在国における「新型コロナウイルス感染症の感染者数」などを一覧にまとめました。下記PDFをご覧ください。
 クレア海外事務所の所在都市における外出制限等の状況(4月18日時点).pdf


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このページに関するお問い合せ先

総務部企画調査課
電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
Email:kikaku@clair.or.jp

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