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Vol.151 特集・夏も所によりけり

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□■□      CLAIRメールマガジン vol.151(2016年8月19日)
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□                ~ 特集・夏も所によりけり ~

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                            T O P I C S               
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【特集記事1】夏を楽しみたいから不要?ロンドンの暑さ対策

【特集記事2】アメリカのこどもたちは夏休みの宿題なし?

【特集記事3】常夏シンガポールのこどもたちの夏休み?

【記事】Vivid Sydney 光と音楽の祭典で国内外からの観光客を魅了

【INFO】平成28年度地域国際化ステップアップセミナーin HIROSHIMA
        参加者募集中!

【INFO】第18回日中韓3か国地方政府交流会議の参加者募集中!!

【REPO】スタッフだより 大曲の花火 90周年記念 行雲流水 

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【特集記事1】夏を楽しみたいから不要?ロンドンの暑さ対策
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・太陽大好きロンドナー
21時ごろまで明るく過ごしやすいロンドンの夏、ロンドナーたちは太陽を求
めに出かけます。
ロンドンには、ハイドパークをはじめたくさんの王立公園がありますが、天気
のいい日には人でいっぱい。お昼休みにちょっと近くの公園でランチ、という
姿もよく見かけます。
また、筆者が驚いたのが、夕方(と言っても昼間の明るさ)のブリティッシュ
・パブは、ビール片手に語らっている会社員で路上まであふれ返っていること
です。さすがパブの本場英国、店内もさぞかし混雑しているのだろう...と思い
きや、中に入ると屋内の席はガラガラということもしばしば。
ロンドナーたちは、多少日差しが強い日でも、暑さを和らげるのではなく、貴
重な太陽を満喫するようです。

・温暖化で暑さ対策も必要?
とはいえ、2015年には過去12年で一番の暑さを記録するなど、気持ちのいい日
ばかりではないものの、まだ冷房がない場所も少なくありません。
地下鉄もその一つで、過去には地下鉄内の温度が50度近くになったこともある
ようです。この数年で、比較的地表に近い路線にはエアコンが導入されました
が、深い路線には、構造上導入ができませんでした。しかしながら、2020年代
前半には、新技術の車両を導入し、深い路線でもエアコン付きの車両を導入す
ることとしています。
イギリスの夏は短く、暑さも長続きしないため、対策はまだまだこれからといっ
た印象がありますが、温暖化の影響によっては今後イギリスでも日本のような
暑さをしのぐ工夫が必要になってくるのかもしれません。

                                       (ロンドン事務所所長補佐 高桑)


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【特集記事2】アメリカのこどもたちは夏休みの宿題なし?
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日本より一足早く始まった、アメリカのこどもたちの夏休み。6月29日にはニュ
ーヨーク市の市営プールがオープンし、ニューヨークは夏本番を迎えています。
今回は、アメリカのこどもたちの夏の過ごし方について紹介します。

アメリカの夏休みは州によって異なりますが、おおよそ6月下旬から9月上旬ま
で、2ヶ月以上もあります。過去にはメモリアルデー(5月の最終月曜日)から
レイバーデー(9月の第1月曜日)まで、つまり3ヶ月以上もの長い休みがあった
そうです。驚くことに、この長い休み期間中、多くの日本のこどもたちが苦労
する宿題がほとんどありません。これはアメリカでは9月から新学年がスタート
することも理由のひとつのようですが、それまで学んだことを忘れてしまうの
ではないかと心配に思ってしまいます。

では、夏休みの間、宿題もせずアメリカのこどもたちは何をしているのでしょ
うか。アメリカのこども(例えばニューヨーク州では13歳未満)は大人と一緒
でないと外で遊ぶことはできませんが、親が一日中こどもの面倒を見るわけに
もいかず、多くの家庭では、夏休みにはサマーキャンプやサマースクールにこ
どもたちを参加させます。

 
サマーキャンプは、民間団体において、アートやスポーツ、サイエンスなど、
多彩なプログラムが用意されています。早いところでは申し込みが12月頃から
始まり、人気のものはすぐに予約が埋まってしまうこともあることから、親は
半年以上も前から、こどもの夏休みについて考えなくてはいけません。ただ、
こうした民間団体が行うサマーキャンプのほとんどは費用が非常に高いことか
ら、市で無料で行っている日帰りのサマーキャンプ(デイキャンプ)に通わせ
る家庭が多いようです。しかし、こちらも3ヶ月程前から申し込みが始まり、
抽選になることが多いため、家庭にとってこどもの夏休みをどう過ごさせるか
は悩みの種であるようです。

一方、サマースクールは、公立学校が無料で行っている補習授業です。学校に
よっては、苦手な科目があるこどもは、進級するために必ず通わなくてはいけ
ないそうです。

精神的にも肉体的にもこどもが大きく成長する夏休み。アメリカのこどもの長
い夏休みに宿題はほとんどありませんが、遊んでばかりいると、休みが明けて
から苦労するのは、日本でもアメリカでも同じようです。
       
                          (ニューヨーク事務所所長補佐 松本)

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【特集記事3】常夏シンガポールのこどもたちの夏休み?
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シンガポールの小中学校は、毎年1月に新年度が始まり、4つの学期(term)
に分かれています。各学期は10週間からなり、それぞれの学期の間には休暇
期間が設けられています。実は、シンガポールには日本のような四季がないた
め、夏休みや冬休みといった考え方はありません。その代わりに中間にあたる
第2学期と第3学期の間に4週間(5月下旬~6月)、1年の終わりには6週
間(11月下旬~12月)、その他の各学期の間には1週間のまとまった休暇
期間があります。

それでは、その長期休暇中、シンガポールのこどもたちはどのように過ごして
いるのでしょうか。

観光大国シンガポールには、今年キッザニアがオープンしたリゾート地のセン
トーサ島やシンガポールで初めて世界遺産となったボタニックガーデンあるい
はナイトサファリなどファミリーで楽しめる場所は数多くあります。しかしな
がら、東京23区ほどの面積しかないシンガポールですので、こどもたちはきっ
とそういった名所には既に何度も足を運んでいることでしょう。

ここで興味深いデータがあります。シンガポール入国管理局(ICA)によれば、
2015年の出国者数は延べ9百万人以上となっており、これはシンガポール国民
一人当たり年間約3回国外旅行をしている計算になります。そして、そのピー
クは6月と12月となっており、見事に小中学校の長期休暇の時期と重なって
います。

多民族、多文化社会のシンガポールですが、このように国内外でこどもの頃か
ら異国の文化や価値観に触れることにより、優れた国際感覚が養われていくの
かもしれません。

 
                                  (シンガポール事務所所長補佐 飛岡)

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【記事】Vivid Sydney 光と音楽の祭典で国内外からの観光客を魅了
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シドニー市において光と音楽の祭典「Vivid Sydney」が5月27日から6月18日
まで23日間に渡って開催され、うち2日間が悪天候により中止されたにもかか
わらず、過去最高の観客数を更新しました。

このイベントは、大規模冬季イベントとしてニューサウスウェールズ州政府が
主体となり開催され、今年で8回目となります。2000年シドニーオリンピック
以降の観光客誘致の新たな起爆剤として、特にオフシーズンである冬季におけ
る観光戦略の一環で、州政府より打ち出されました。観光スポットであるオペ
ラハウス、ハーバーブリッジ、タロンガ動物園をはじめとし、シドニー市内を
音楽と光で彩ることで、以前シドニーに訪れたことがある人も、また違った街
の姿を楽しむことができるイベントになっています。

毎年違った展示を行うこのイベントで、今年度は、23ヶ国より150名以上のアー
ティストを招聘し、90以上の展示を行いました。オペラハウスの壁面を巨大な
トカゲがはいまわるなど斬新な趣向を凝らしたプロジェクションマッピングは、
オーストラリアの先住民アートと現代アートのコラボレーションとして注目さ
れました。また、ハーバーブリッジにおけるライティングはその大きさからギ
ネス記録を獲得しました。今年は、231万人もの観客を集め、オーストラリア第
三の都市であるブリスベンの人口とほぼ同じ人数が訪れたことになります。こ
れは昨年度より35%も増加しており、また、2009年の第1回目の10倍となって
います。旅行パック数でみると、対前年度比で104%増の88,300パックが発売さ
れ、そのうちの半数は、国外からの旅行者向けのものでした。正式なデータは
まだ公表されていませんが、昨年度の6,300万豪ドルを超える経済効果が見込ま
れています。

この成功の裏にはさまざまな戦略がありますが、その1つにSNSの活用があげら
れます。Vivid Sydneyでは、公式Facebookにイベントの360度パノラマ動画やド
ローンを使った動画を頻繁に掲載し、2日間で190万の閲覧数をたたき出しまし
た。また公式ページそのものには4,200万以上のアクセスがありました。ボラン
ティアスタッフにも、会場の様子のSNSへの積極的な投稿を求めるなど、個人レ
ベルでのPRも推進しました。現在、観光プロモーションにおけるSNSが果たす役
割は大きく、多くの閲覧数を得られるよう工夫したページ構成が求められてい
ます。是非、Vivid Sydneyの公式Facebookを参照してはいかがでしょうか。 

Vivid Sydney公式Facebookはこちら
< https://www.facebook.com/vividsydney/ >

                   (シドニー事務所所長補佐 島田)

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【INFO】平成28年度地域国際化ステップアップセミナーin HIROSHIMA
        参加者募集中!
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本セミナーは「スポーツ×国際協力×地方創生」について、近年の世界の
動きと国内の先進事例を交えながら考える機会とし、開催いたします。 
       
みなさまのご参加をお待ちしています!


■日 時:平成28年9月9日(金) 13:30~17:00
 
■開催場所:サテライトキャンパスひろしま(広島県民文化センター5階大講義室)

■テーマ:「スポーツ×国際協力」で地方創生に挑む!
     ~平和を結ぶスポーツの力と持続可能な開発目標(SDGs)~
   
■対 象:50名(先着順。定員になり次第終了)     
自治体職員・地域国際化協会職員、NPO/NGO関係者、その他関心の
ある方(企業、学生、および一般市民)

■申込方法:①~⑤を記載の上、下記メールアドレスあてにお申し込みください。
         ①件名【9/9 広島セミナー申込】
            ②お名前(ふりがな)
            ③ご所属
          ④ご連絡先(TEL、E-mail)
            ⑤懇親会参加の有無>
      international_cooperation@plaza-clair.jp

■詳細はこちらからご覧ください
< https://www.plaza-clair.jp/information/event160909.html >


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【INFO】第18回日中韓3か国地方政府交流会議の参加者募集中!!
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日本、中国、韓国3か国の自治体間における国際交流・協力をより一層促進
することを目的に、3か国の国際交流機関により、交流会議を毎年開催してい
ます。
平成28年度は、岡山県岡山市で開催致します。多くの自治体関係者の参加を
お待ちしております。

■日 程 平成28年10月18日(火)~21日(金)

■開催地 岡山市(会場:岡山コンベンションセンター)

■参加メリット
・3か国実務担当者との意見高官・交流が可能
・優良・先進事例等の情報入手・共有が可能
・観光・環境・企業誘致といった自治体PRの場としても活用可能

■申込期限 平成28年8月31日(水)15時(予約サイトあり!)

※会議詳細
〈 https://www.clair.or.jp/j/exchange/chiiki/index.html 〉
※応募方法
  < http://jtbbwt.com/section/daishi/okayama2016/ >
                
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【REPO】スタッフだより 大曲の花火 90周年記念 行雲流水
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連日の寝苦しい夜とオリンピック観戦で寝不足気味の毎日をお過ごしではない
でしょうか。
東京ではまだまだ暑さが続きますが、秋田ではお盆を過ぎると夏の終わりと訪
れる秋の気配を感じさせる涼しい風が吹き始めます。
今日は、そんな過行く夏の夜空を彩る、熱く盛り上げるイベントをご紹介しま
す。

8月の最終土曜日に開催される「大曲の花火」!!今年は8月27日(土)に開催
されます。
「大曲の花火」で親しまれている花火ですが、正式には「全国花火競技大会」
といい、全国から選抜された一流の花火師が参加し、その秘技を競い、河畔を
埋めた約80万人の大観衆を魅了します。
秋田県大仙市は、「毎月花火の上がる街」として世界の注目を集めており、来
年の4月には国際花火シンポジウム第16回大会が開催されます。

みなさんもぜひ、空から降ってくるような大きな花火と地響きのような音を体
感してみませんか。

詳しくは、こちらをご覧ください。
< http://www.oomagari-hanabi.com/ >

                        (調整課主査 佐々木)

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【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課)
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル7F
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