CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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自治体間交流

姉妹交流活動の参考事例

姉妹自治体優良事例紹介

  • 京都府 
    京都府
  • インドネシア 
    ジョクジャカルタ特別区

交流事業の特色

  • 震災復興に向けた産業支援:両地域の「バティック」、「西陣織」など伝統産地としての強みと地域資源を活かし、両地域の協働による新製品を開発・ブランド化を通じたジャワ島地震の被災産地の経済復興支援
  • 経済界(伝統産業事業者)、行政(京都府・ジョクジャカルタ特別区)と大学(同志社大学)が連携し、産学公連携の取組
  • 日本だけでなく、インドネシアでも大きな反響、テストマーケティングとして京都とジョクジャカルタ及びジャカルタで展示会を実施
  • 両地域の新たなブランド「てこらぼ」の形成
  • 震災復興支援に向けた文化財修復・町並み回復:震災で損害を受けた、ジャワ文化の中心となる王宮内の文化財や古都の景観を回復し、災害に強い古都復興を支援するためこれまで協力実績のある京都府の文化財技師等を派遣。文化財復興の技術を移転し、自力復興を支援
詳しくはこちらをご覧ください。
京都府 http://www.pref.kyoto.jp/
ジョクジャカルタ特別区 http://www.pemda-diy.go.id/

交流事業の内容

<産業復興支援>

  • 被災産地の有力資源であった伝統産業「バティック」(ジャワ更紗)「ルリック」(縞模様の染めもの)と京都の老舗がコラボし、コンソーシアムを作り、新ブランド「てこらぼ」を形成
  • ブランドのテストマーケティングとして、京都とインドネシアで展示会を実施

<文化財修復・町並み回復>

  • 文化財修復の技術支援のためJICAと連携し、京都府職員を現地に派遣するとともに、ジョクジャカルタ特別区から研修生を受入、文化財修復に必要な技術移転を行う
 京都府の概要ジョクジャカルタ特別区の概要
人口 2,636,071人 312万人
面積 4612.71km2 3,185km2
概況 日本列島のほぼ中央部に位置し、南北に長く、北部は日本海岸式気候で南部は内陸性気候である。 平安京遷都以来、天皇の御所があり、国宝建造物など文化遺産も数多くある一方で、先端産業も盛んであり、京都に本社を置く先端産業企業も多い。 ジャワ島中部にあり、首都ジャカルタから飛行機で1時間の距離にある。古い歴史と伝統を誇り、国内の教育・文化の中心地でもある。ジョクジャカルタは、インドネシアの古都と呼ばれている。ボロブドール寺院やプランバナン寺院等の世界遺産やガムラン音楽等の伝統芸能が有名である。主な産業は、農業で、工業は、伝統的な手工業(バティック=ろうけつ染め更紗、銀細工など)が中心である。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1985年7月16日
姉妹都市提携の経緯 インドネシアの古都ジョクジャカルタ特別区は、伝統的な宮廷文化や歴史的遺産を数多く有する等京都府との共通点が多いことから友好提携を締結した。
交流事業の展望、課題等
  1. 持続可能な震災復興に向けた産業振興を図るため、品質向上等を図り、市場開拓に向けた ワークショップを重ね具体的な販路を開拓する。
  2. 文化財修復に必要な技術を人的交流を通じて行い、自力復興を目指すとともに災害に強い文化財修復を目指す。

  • 京都府 
    京都府
  • 中華人民共和国 
    陝西省

交流事業の特色

  • 森林再生への林業技術支援
    現地住民の手によって森林の復元が可能となることを目指し、現地の適正な植生条件を確立させるための調査研究林を一定区画設け、その中で植生調査・森林管理等の具体的な方法について調査研究を行う林業技術支援
  • 木材加工分野の技術向上支援
    木材加工分野の技術向上に資することを目的として陝西師範大学生と協働でログハウスを建築し、木材加工分野の技術支援をした。
  • 環境をテーマとした現地学生との交流活動(人材育成)
    陝西師範大学日本語学科の学生に環境意識についてのアンケートを実施し、現在の中国における学生レベルの環境意識を交流会のテーマに設定した。
詳しくはこちらをご覧ください。
京都府 http://www.pref.kyoto.jp/
陝西省 http://www.shaanxi.gov.cn/
写真
陝西省師範大学の学生と京都府立北桑田高校の生徒が協働して林業
写真
このてがしわ300本などを植林

交流事業の内容

  • 調査研究林の設置
    2007年度の「高校生林業技術国際協力事業」において30㌃に中国樹木、コノテガシワ(針葉樹)300本、カエデ(広葉樹)20本を植林し、現地大学生とともに調査研究林を設置した。
  • 環境教育
    2004年度より現地大学生との交流事業を展開し、特に2005年度より環境問題に焦点をあて、2006年度にはログハウスを陝西師範大学内に建設し、環境問題を身近に考えていく足がかりとして高校生と大学生の共同作業による建築を実施した。
    また、2007年度は環境をテーマとした意見交流を実施し、陝西師範大学側からは中国の環境問題を寸劇にした発表があり、府立北桑田高等学校側からは環境改善に向けた学校での取組を紹介し、交流を図った。
 京都府の概要陝西省の概要
人口 2,636,071人 37,480,000人
面積 4612.71km2 205,800km2
概況 日本列島のほぼ中央部に位置し、南北に長く、北部は日本海岸式気候で南部は内陸性気候である。 平安京遷都以来、天皇の御所があり、国宝建造物など文化遺産も数多くある一方で、先端産業も盛んであり、京都に本社を置く先端産業企業も多い。 中国のほぼ中央に位置し、古くから中国の政治、経済、文化の中心であり、周、秦、漢、隋、唐などの王朝の都として1000年以上にわたり繁栄した。秦の始皇帝の兵馬俑坑など、多くの歴史的遺産がある。省都の西安市は温帯大陸性気候に属するため、冬は乾燥して寒く、夏はかなり暑い。現在、砂漠化の進行が懸念されている。
西部大開発の中心都市のひとつであり、石炭・石油、金や、モリブデン他のレアメタル等、豊富な天然鉱物資源に恵まれている他、エネルギー化学、紡績、観光等の主要産業がある。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1983年7月16日
姉妹都市提携の経緯 陝西省と京都府は、古くは唐の時代から様々な分野で活発な交流が行われており、古都として共通点も多いことから、友好提携を締結した。
今後の展望、課題等
  1. 環境改善に向けた継続的な取組を進めるため、現地学生や林業関係者と継続した植生調査を行うとともに、今後の調査研究活動の拠点とする予定である。
  2. 2008年度は環境教育を通じて地元小・中学生及びその保護者などを対象に、より実践的な環境意識の醸成と指導者の育成を目指す予定である。

  • 京都府 京都市
    国際青少年みらい環境会議 2007 in Kyoto 実行委員会
  • フランス共和国 イル・ド・フランス地域圏
    ①パリ市
  • アメリカ合衆国 マサチューセッツ州
    ②ボストン市
  • ドイツ連邦共和国 ノルトライン・ヴェストファーレン州
    ③ケルン市
  • イタリア共和国 トスカーナ州
    ④フィレンツェ市
  • ウクライナ キエフ州
    ⑤キエフ市
  • 中華人民共和国 陝西省
    ⑥西安市
  • メキシコ合衆国 ハリスコ州
    ⑦グアダラハラ市
  • クロアチア共和国 
    ⑧ザグレブ市
  • チェコ共和国 
    ⑨プラハ市

交流事業の特色

  • 世界各国の青少年による環境学習の機会提供と市民へのアピール
    「京都議定書」採択10周年を記念して,未来を担う各国の青少年が一同に集い,会議での各国の取組発表や意見交換,様々な環境学習(ふろしき講習会への参加,町屋の見学,環境先端企業の視察)などを通じて,世界が協力して取り組むべき環境問題について考える機会を提供するとともに,一連の事業を広く市民にアピールすることによって,市民の環境や国際交流に対する関心を喚起した。
  • 9都市すべてが参加する複数都市間での交流・協力
    京都市の姉妹都市交流事業が2008年に50周年を迎えるに当たってのプレイベントとして,京都市の全姉妹都市(9都市)が集い,従来の2都市間交流にとどまらず,複数都市間で交流・協力する機会を提供した。
  • 市民レベルでの主体的な事業運営
    京都市立高校の生徒及び教員による会議・交流プログラム等の企画,高校生の保護者による宿泊先の提供(ホストファミリー),地元ロータリークラブによる交流パーティーの実施など,市民や民間団体が主体となって事業を運営した。
  • 世界に誇る京都の多様な魅力の紹介
    ゆかたやお茶の体験(文化),著名な名所・旧跡の訪問(歴史),鴨川の散策(自然),世界でも有数の先端技術企業の視察(産業)など,姉妹都市の青少年が京都の多面的で  奥深い魅力を学ぶ機会を提供した。
詳しくはこちらをご覧ください。
京都市 http://www.city.kyoto.lg.jp/somu/page/0000007565.html
①パリ市 http://www.paris.fr/
②ボストン市 http://www.cityofboston.gov/
③ケルン市 http://www.stadt-koeln.de/
④フィレンツェ市 http://www.comune.firenze.it/
⑤キエフ市 http://www.kmr.gov.ua/
⑥西安市 http://www.xianonlineinvest.org/doce/main.asp
⑦グアダラハラ市 http://www.guadalajara.gob.mx/
⑧ザグレブ市 http://www.zagreb.hr/
⑨プラハ市 http://www.praha-mesto.cz/default.aspx?l=2
写真
みらい会議の全景
写真
みらい環境メッセージ採択の様子

交流事業の内容

(1)本事業は,京都市の姉妹都市交流事業が1958年にパリと提携してから2008年に50周年を迎えるに当たってのプレイベントとして,また「京都議定書」が採択されたCOP3開催10周年を記念して,姉妹都市9都市から青少年を招聘し,環境問題について議論する「国際青少年みらい環境会議」の開催のほか,環境問題の理解を深める事業や,高校生同士の交流を深める事業などを実施した。

(2)会議では,各都市2名の高校生と京都市立高校の生徒が参加し,環境をテーマに,すべての都市の参加者が身近な生活レベルの環境保護の取組や,各都市における環境保全の取組などの発表を行うとともに,意見交換により環境問題への理解を深めた。そして会議の最後には今回の会議の成果として「京都環境みらいメッセージ」を採択した。

(3)会議終了後に,各都市の高校生を対象に「ふろしき講習会」を開催し,日本古来から親しまれ,環境にやさしいふろしきの使い方などを紹介した。

(4)また,京都の高校生との交流として,学校訪問を行うなどにより友好を深めるとともに,皆でお茶や浴衣の着付け体験,町屋見学や鴨川河川敷の散策などを行い京都の昔ながらの生活・文化や豊かな自然に触れ,京都の風土を体感する事業を行った。

(5)さらに,京都市役所表敬訪問の後,清水寺,産寧坂など京都が世界に誇る名所・旧跡を見学し,京都の悠久の歴史に触れるとともに,世界的な分析・計測機器の総合メーカーである㈱堀場製作所を視察することで,先進的な産業都市の側面にふれ,歴史,自然と先端産業を巧みに両立させる京都の都市のありかたについて学ぶ機会を提供した。

<開催概要>

  1. 参加者
    京都市の9姉妹都市から高校生2名(引率1名)及び京都市立紫野高校などの市内高校生
  2. 日程
    平成19年8月3日(金)~8月7日(火)〔5日間(可動日は3日間)〕
    1日目:高校生交流プログラム(学校訪問,町屋見学など)
    2日目:本会議・メッセージ採択・交流パーティー
    3日目:京都市内視察・企業訪問等のエクスカーション
  3. 主催
    国際青少年みらい環境会議2007 in Kyoto実行委員会
    (京都市・京都市教育委員会・京都市立堀川高校・京都市立紫野高校・京都市国際交流協会)
  4. 共済
    京都洛中ロータリークラブ
  5. 後援
    フランス総領事館,アメリカ総領事館,ドイツ総領事館,イタリア総領事館,ウクライナ大使館,中国総領事館,メキシコ大使館,クロアチア大使館,チェコ大使館
    NHK京都放送局,KBS京都,京都新聞社
  6. 会場
    京都市国際交流会館(イベントホール)
 京都市の概要①パリ市の概要
②ボストン市の概要
③ケルン市の概要
④フィレンツェ市の概要
⑤キエフ市の概要
⑥西安市の概要
⑦グアダラハラ市の概要
⑧ザグレブ市の概要
⑨プラハ市の概要
人口 1,472,511人 ①217万人
②60万人
③99万人
④37万人
⑤251万人
⑥803万人
⑦160万人
⑧97万人
⑨119万人
面積 827.90km2 ①105.4km2
②125.4km2
③405.15km2
④102.4km2
⑤827km2
⑥9,983km2
⑦187.9km2
⑧641.29km2
⑨496km2
概況 京都府の南部に位置し,周囲を山で囲まれた盆地であり,市内を鴨川,桂川,宇治川などが流れる。夏と冬,昼と夜の寒暖の差が大きく,また四季の移ろいが鮮やかである。
歴史的には,794年の平安京遷都以来,1869年(明治2)まで日本の首都。現在は11行政区を要する政令指定都市。長らく文化・政治・経済の中心であり,幾多の戦火をくぐり抜け,国宝の約20%,重文の約14%といった多くの文化遺産が今に伝わる。
御所の他,清水寺,金閣寺,八坂神社など著名な社寺や,嵐山,大原,桂離宮などの観光地も多く,祇園祭,葵祭,時代祭,五山送り火,東山花灯路など祭事も豊富で,市の観光客5000万人構想も達成の見込みである。京都国立博物館,京都府文化博物館,京都市立美術館,京都国際マンガミュージアム,京都コンサートホールなど文化施設も極めて多く文化の都である。
また友禅染・西陣織・清水焼など伝統産業が盛んな一方で,オムロン,堀場製作所,京セラ,島津製作所,任天堂,村田機械,ワコールなど日本有数の先端企業も多い。
大学のまちでもあり,京都大学,同志社大学,立命館大学など37の大学・短期大学が存在する。

①フランスの首府。パリ盆地の中央に位置し、市は同心状および放射状に走る大道路に貫かれており、シテ島を中心にする旧市街は最も繁華で行政、司法の心臓部である。商工業の中心部はこの地域からはなれて他に移り、北部では繊維工業も盛んである。北岸の西部および西北部は主として高級住宅地帯で、北部及び東部には労働者街が多く、人口も緻密である南岸とを結ぶ橋梁は30以上もあり、パリの偉観となっている。

②ボストン市はアメリカ合衆国マサチューセッツ州の首府で、わが国の函館とほぼ同じ緯度にあり、ニューイングランド地方では最大の都市である。同地方は石の多い地質で穀物には適さないため、農業よりはむしろ造船、貿易、漁業、商業が発展し、現在自他共に認める大都市となった。ボストンは南北戦争前には奴隷制反対運動の中心地であり、クリスチャンサイエンス運動の誕生地であり、ベンジャミン・フランクリンの出生地やエマーソンの居住地として知られている。宇宙の中心部と市民が自称するボストン市は、産業、金融、その他の面においても他の大都市にひけをとらない。現在のボストンはまた医学・ハイテクノロジー産業の中心地として急速な成長を続けている。

③ケルン市はドイツの西部のノルトライン・ヴェストファーレン州に属し、ボンの北西約25㎞にあり、ライン河沿いに発達した都市である。戦後は目覚しい復興を遂げ、ドイツ第4の大都市である。ケルン市はライン・ルール工業地帯の南部にあり、附近に褐炭の生産地を控え、鉄鋼、造船、車輌、機械、化学工業等の重工業が盛んであり、また食品、酒類、タバコ、化粧品等の生産地としても知られている。また、ローマ帝国以来の歴史を誇り、歴史的、宗教的文化遺産が豊富であり、特に北欧最大のキリスト教寺院でドイツ・ゴシック建築の代表作とされているケルン大寺院は有名である。

④フィレンツェはかつてフィオレンツァとも呼ばれ「花の都」を意味する。ローマの北々西277㎞に位置している。紀元前10世紀頃、小アジア方面からエトルスク人が来往し、フレンツェの基礎を作った。紀元前59年にはローマの植民地となったが、12世紀ころから毛織・絹職業など商工業の発展により当時ヴェネチアに次ぐ大富裕都市国家となった。特に14~18世紀、ルネッサンスの黄金時代が築き上げられた。1737~1860年、トスカーナ大公国の首府だったが、1860年イタリア王国に合併し、1865~1870年、首府であった。第二次世界大戦では多少の被害はあったが幸いにして豊かな文化財は完全に疎開保護された。輝かしいルネッサンスはイタリアで最も華やかに展開され、中でもフィレンツェはその発祥の地となり、全ヨーロッパにわたる文化興隆の源泉となった。文芸、絵画、彫刻、建築などあらゆる分野に偉大な人びとを輩出した。また、ドウオモ、サンタ・マリア・ノベラ教会等多くの史跡名所がある。

⑤ウクライナの首都。ドニエプル河の両岸に市街がひろがり、“森と公園の都”といわれる緑に包まれた美しいまちで、ウクライナの政治、経済、文化の中心である。造船、航空機製造、精密機械、土木農業機械のほか食品、織物、茶器などの産業も盛んである。キエフ大学、ウクライナ科学アカデミーをはじめ高等学術機関が多く、この他オペラ、バレー、オーケストラなど文化芸術にも古い伝統を誇っている。市内には聖ソフィア寺院、ペチュルスカヤ地下教会など11世紀以来の古い文化財が大切に保存されている。

⑥西安は陝西省の省政府所在地で、周から唐の約1000年間、長安の都と呼ばれた。関中盆地のほぼ中央に位置し、北には渭水が流れ南には終南山がそびえる美しい都である。市街は周囲13㎞の城壁をめぐらす城区とこれを中心にして四方にのびる郊区からなる。城区はほぼ唐の長安城のうちの皇城に相当し、古都のおもかげを残し、又郊区は新しい建設がどんどん進められ、発電所や紡績工場をはじめとする産業が盛んである。今後の開発計画にそなえて技師を養成するため西北大学をはじめ10余の新設大学や各種の教育機関がぞくぞくと建てられている。唐代の古跡として南郊にそびえたつ慈恩寺の七重の塔が有名であり、西安付近より出土した遺物は陝西省博物館に陳列されている。

⑦メキシコ第2の都市でメキシコシティの西北西約480㎞にある。「常春の都」と呼ばれ、1年を通じて温暖な気候に恵まれている。街はスペイン統治時代の面影を随所にとどめ、カテドラルや政庁などの建築物と美しい広場が優雅で清楚な“古都”の趣を漂わせている。又学術都市としても知られ、学生数15万人を誇る州立グアダラハラ大学などの多くの大学がある。近郊にはテキーラの原産地やメキシコの代表的な音楽マリアッチの発祥の地がある。陶器、ガラス製品、皮革製品などの伝統産業も盛んである。

⑧クロアチアの首都、年間を通じて温暖な大陸性気候で、四季の移り変りもはっきりしている。文化的に重要な都市で、大学、音楽院、美術院、カトリックとギリシャ正教の大学院など古い文化遺産が多く、オーストリア支配時代の美しい建築物が豊富な樹木とよく調和している街である。故チトー大統領の生地でもあり、チトー広場がある。オーストリア・ハンガリー帝国の影響もあって、民族音楽、民族舞踊、民俗衣裳に独特な持ち味があり、町全体に国際的な雰囲気が高いことから、国際音楽、国際民俗祭などが頻繁に開催され、中でも100年の伝統を持つザグレブ見本市(ザグレブフェアー)は世界的に有名であり、多くの観光客を集めている。

⑨チェコ共和国の首都で、9世紀後半から文化・経済の中心地として栄えている町。56の市街区からなり、ブルタバ川に架かるカレル橋、大統領府のあるプラハ城をはじめ、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック時代の歴史的建造物が立ち並んでおり、「建築の博物館」や「百塔の街」と称されている。スメタナやドボルザークが活躍した音楽の町でもある。人口120万人。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 ①1958年6月15日
②1959年6月24日
③1963年5月29日
④1965年9月22日
⑤1971年9月7日
⑥1974年5月10日
⑦1980年10月20日
⑧1981年10月22日
⑨1996年4月15日
姉妹都市提携の経緯

①1958年4月レベック・パリ市会議長の入洛に際し、高山京都市長と提携について話し合い同氏帰国後パリ市理事部で承認され、提携が成立した。

②1957年11月、サンディエゴ市で開催された第4回日米市長・商工会議所会頭会議に出席した京都市会議長がボストン市当局と提携について話し合った。その後ボストン市より要人入洛の際、協力方を要請し1959年6月京都市長のボストン市訪問により正式に調印して提携が成立した。

③1962年11月、ケルン市アデナウアー市政管理者を迎えての歓迎会の際、姉妹都市提携が話題にのぼり、翌年2月駐日ドイツ大使が京都市役所を訪れケルン市と姉妹都市決議文を市長に手渡した。同年5月高山市長夫妻一行がケルン市を訪問し、市役所で開かれた姉妹都市盟約式典に臨み、京都市の宣言文をブラウエン市長に手渡し、盟約が正式に発足した。

④1959年4月、駐日イタリア大使マウリリオ・コッピーニ氏が入洛し高山京都市長と懇談、姉妹都市の話が芽生えた。同年5月高山市長がフィレンツェを訪問し、その風光明媚な点、豊富な文化遺産など類似点に深い感銘を受けた。その後市議会の了承を得、フィレンツェ側も市参事会が賛同し、1965年9月22日提携が成立した。

⑤1958年10月、時のフェドレンコ駐日ソビエト大使入洛の際、高山市長にキエフとの提携を提案された。以来14年間市民相互の交流が次々と行なわれ、民間団体の姉妹提携も誕生、さらに昭和45年にキエフ市長の京都訪問もあって更に気運が高まり、市会の承認を得て実現した。

⑥1972年(昭和47年),駐日備忘録貿易弁事処が京都を訪問したとき,京都市長との会談の中で,西安との友好提携が話題になり,翌年,京都市長から中日友好協会会長宛にあっせんを依頼する手紙を送付した。 1973年(昭和48年),京都市長が中国を訪問したとき,中国の副首相らとの会談で,京都・西安友好都市結成の合意に達した。翌年,京都市長を団長とする京都市友好訪中代表団が西安を訪問,友好都市結成を宣言した。

⑦昭和53年1月メキシコ姉妹都市国際委員会事務局長よりグアダラハラ市との姉妹都市提携を提言、その後駐日メキシコ大使が数回京都市を訪問し姉妹都市提携を申し出た。昭和55年4月舷橋市長一行がグアダラハラ市を訪問、同5月にグアダラハラ市長が京都市を訪問し姉妹都市盟約締結にむけて準備が進められた。昭和55年10月20日、ハリスコ州知事、グアダラハラ市長一行が京都市を訪問、姉妹都市盟約調印式が行われた。

⑧1966年(昭和41年)から,代々の駐日ユーゴスラビア大使が京都とザグレブの姉妹都市提携について提案。その間,人や文化の交流を中心に友好を深め,1975年(昭和50年),京都市とザグレブ市が友好協議議定書に署名。 1981年(昭和56年)に京都市長がザグレブを訪問し,姉妹都市提携が実現した。

⑨1960年(昭和35年)以来,プラハ側から姉妹都市提携の申し込みがあったが,1991年(平成3年)から,チェコスロバキア大統領・プラハ市長が京都を訪問,京都市長がプラハを訪問し,次第に姉妹都市提携の話が具体化した。 1996年(平成8年),京都市長がプラハを訪問し,姉妹都市盟約を締結した。

今後の展望、課題等 ①政令市最多の9姉妹都市を誇る京都市では,2008年のパリとの交流50周年など2都市間交流に加え,さらに今回の事業を参考に,より多面的な複数都市間交流を促進したい。
また,今回の環境分野のように姉妹都市と課題を共有し,共に解決を促進するような交流に力を入れるとともに,今後のグローバル化の進展を踏まえ,青少年の国際対応力向上の観点から世界に姉妹校を増やすなど,青少年交流,学校間交流を一層広げていきたい。

  • 京都府 舞鶴市
    舞鶴市
  • 中華人民共和国 
    大連市

交流事業の特色

  • 本交流事業をきっかけとして、市内研究機関、企業等と協力し、水道分野における新たな経済交流の模索が始まっている。
  • 単なる友好交流に留まらず、具体的な課題解決に向けた技術協力を行なうなど、市町村レベルにおける先進的事業を展開している。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/
写真
市内で配水管敷設替工事現場を視察
写真
市内の研究機関と大連市の水事情について意見交換

交流事業の内容

本市の友好都市である中国・大連市は、年間降水量が少なく、都市部が水源から遠いことから、市民生活に欠かすことのできない「水」の量の確保及び水質改善が急務の課題となっている。

そのため、平成14年度の両市友好都市提携20周年を契機として、大連市から水道事業に携わる技術者等を受け入れ、本市の水道事業に関する研修を実施する「大連市水道技術研修生受入事業」を開始した。

同年10月に大連市自来水集団有限公司の高級工程師1名を受け入れ、「中小規模水道事業経営」を活用したゼネラリスト的人材育成を目的に研修を、また平成15年度は同公司の技術者4名を受け入れ、「集合住宅における集中検針システム」を中心に研修を実施した。

3年目を迎えた16年度は、大連市における水道技術の課題として交流開始当初から同市が掲げていると同時に、本市においても共通の課題である老朽管の更新に関連した「配水管の布設技術」を交流テーマに設定し、4名の研修生を対象に7日間にわたり研修を実施した。

なお、本事業は開始当初の平成14年度から、JICA草の根技術協力(地域提案型)に採択され実施している。

 舞鶴市の概要大連市の概要
人口 94,456人
(平成17年3月1日現在)
590万人
面積 342.14km2 12,573km2
概況 本市は本州のほぼ中央部、日本海が最も深く湾入したところに位置し、「世界にはばたく『交流ネットワーク都市』」を都市像に掲げ、関西経済圏で唯一の日本海側の重要港湾を有する物流拠点として、また、自然や歴史を生かした観光交流都市として、更なる発展を目指している。 中国東北部遼東半島最南端に位置し、東は渤海、西は黄海に面した港湾工業都市である。温和な海洋性気候に恵まれ年間平均気温は10℃、日本との時差は-1時間である。大連港は中国東北3省と内モンゴルを経済的な後背地とした重要港湾。産業においては重工業が60%を占めており、主なものとしては、機械・造船・石油化学などでいずれも中国国内で大きなシェアを占めている。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1982年5月8日
姉妹都市提携の経緯 提携以前から、地理的条件や貿易など歴史的な経過から、大連市との友好交流を望む市民の声が根強く、関係者の地道な努力が続けられた。そのような中、1978年の日中平和友好条約の締結により両国の交流が本格化するとともに、本市としても締結実現に向け積極的な働きかけを行なった結果、1982年に友好都市提携が実現した。
今後の展望、課題等 これまでの交流の積み重ねを生かし、技術協力を大連市の農村地域へ拡大する予定。具体的には簡易水道システムの技術移転と、それによる「安全な水」を提供することで、都市部との水環境における格差解消を目指す。
このページに関するお問い合せ先
交流支援部交流親善課
Tel :  03-5213-1723
Fax :  03-5213-1742
Email : shimai@clair.or.jp
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