CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

サイト内検索

文字サイズの
変更

色の変更

自治体間交流

姉妹交流活動の参考事例

姉妹自治体優良事例紹介

ローマ県との友好交流の推進

  • 宮城県 宮城県
    宮城県
  • イタリア ラツィオ州
    ローマ県

交流事業の特色

  • 2002年サッカーW杯...イタリア代表チームの仙台キャンプによるイタリアにおける宮城の知名度の高まりを活かした交流事業の展開
  • コンペ di Vino Romano...イタリア産ワインのボトルラベルコンテストを実施、グランプリ作品を実際に販売
詳しくはこちらをご覧ください。
宮城県 http://www.pref.miyagi.jp/kokusai
ローマ県 http://www.provincia.roma.it/
写真
イタリアフェア:宮城とローマの交流経緯等をパネルで紹介したほか,商品化されるフラスカーティワインの試飲会,コンペdi Vino Romanoの作品展示を行いました。また,関係団体との協働によりスローフードセミナーやオペラのミニコンサートも楽しんでいただきました。
写真
イタリアフェア:宮城とローマの交流経緯等をパネルで紹介したほか,商品化されるフラスカーティワインの試飲会,コンペdi Vino Romanoの作品展示を行いました。また,関係団体との協働によりスローフードセミナーやオペラのミニコンサートも楽しんでいただきました。
写真
宮城県とローマ県との交流3周年を記念して,宮城県庁内の展示室において,宮城・ローマ姉妹交流展示会を開催しました。
記念イベントはより多くの方々にイタリア・ローマを身近に感じていただくために開催したものです。
写真
これまでのローマ県との交流の中でいただいた食器やレリーフなどのほか,2002World Cuo KOREA/JAPANに関するグッズなどを展示しました。また,昨年実施したコンペ di Vino Romanoに関しても,パネル等を展示し,事業の経緯や成果を詳しく紹介しました。

交流事業の内容

 訪問団の相互派遣による行政レベルの交流が民間レベルの交流に発展し、「宮城スローフード協会」などの交流団体が結成された。特に「宮城スローフード協会」は日本各地のスローフード協会を統括する日本の本部機能を果たしており、イタリア本部の「スローフード協会」と活発な交流を行っている。また、各種交流活動の高まりを受け、イタリア貿易振興会の仙台事務所が開設され、イタリアとの関係が更に密接なものとなった。

 ローマ県産ワインのボトルのラベルデザイン・販売戦略について、県内の学生を対象にしたコンペ「コンペ di Vino Romano」を開始し、グランプリ作品のラベルを使用したローマ産ワインを地元流通業者とローマのワイン製造業者の協力を得て、商品化につなげ、スーパー等の小売店での販売に至った。

 日本酒の販路開拓を念頭に置き、ローマ、ミラノ市で「日本酒セミナー」を民間団体と共同で開催した。宮城の地酒のPR、日本の食文化を紹介した。

 地元百貨店で行われていた既往の「イタリアフェア」などのイベントでローマ県との交流を紹介した。ローマ県との交流を広く県民に認知できた。

 上記のローマ県との各種交流の結果、宮城の知名度が高まり、駐日イタリア大使をはじめとした要人が度々、宮城県を訪れており、交流の促進につながった。

宮城県の概要ローマ県の概要
人口 2,344,569人 3,807,992人
面積 7,285.07km2 5,351km2
概況 宮城県は、東京から300km北東、東北地方の中心に位置する。東は太平洋に面し、豊かな漁場と日本三景の一つ松島をはじめとする風光明媚な観光地などに恵まれている。また、「ひとめぼれ」「ササニシキ」といった良質米の産出県として有名である。漁業生産量が全国第2位の水産県でもある。 イタリア共和国中部に位置し、ティレニア海に面しており、ラッツィオ州に属し、首都ローマ市など120の市町村を包含する。主な農業生産物は、小麦、米、トウモロコシなどがあり、ワインも多く生産される。工業では、医療ケミカル、電子部品などが盛んである。カトリック界の聖地や世界的文化遺産が数多く存在することから観光産業も主要な産業の一つとなっている。カトリック界の聖地「ヴァチカン」、コロッセオをはじめとする世界的文化遺産の宝庫として多くの観光客を集めている。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 2001年10月8日
姉妹都市提携の経緯 宮城県とローマ県との交流は、本県出身でローマ県在住の美術家武藤順九氏によりローマ県からの交流の希望が本県に伝えられたことがきっかけとなる。その後、行政間の交流のみならず、音楽やスポーツ等民間レベルでの交流も幅広く行われてきた。
交流事業の展望、課題等 食を通じた国際交流の展開
  1. ローマ県からローマの代表的野菜「プンタレッラ」の優良な種子と栽培技術の提供を受け、県内の生産者支援、販路開拓につなげる。「プンタレッラ」を宮城産ブランドとして確立する。
  2. 食育基本法制定の流れを受け、宮城産食材を使った「親子で作るヘルシーイタリア料理コンテスト:仮称」を実施し、優秀作品は県庁内レストランのメニューとして提供する。料理をきっかけにイタリアに対する関心を高めるとともに、食育に対する理解も高める。

中国浙江省舟山市との友好都市交流の推進

  • 宮城県 気仙沼市
    気仙沼市
  • 中華人民共和国 浙江省
    舟山市

交流事業の特色

 ホームスティなどの交流が中心となりがちな姉妹都市交流にあって、友好都市締結の当初から経済技術交流を目的とした「水産加工技術研修生」の受け入れを行っている。SARSの影響もあり、一時、交流事業の継続が危ぶまれたものの、その間も良好な友好関係を継続し、速やかな交流再開を実現している。

 経済交流のみならず文化交流においても、舟山市の漁民が生活風景を描いた漁民画を展示する「舟山漁民画館」を市内に開設するなど、同じ水産業という文化背景、基幹産業を持つことを積極的にアピールし、事業展開に活かしている。また、市民レベルの交流を推進するものとして、新たに「気仙沼友好の翼」を市民・行政の協働事業により企画実施するなど、両市民の友好交流に大きく寄与している。さらに今後においてはスポーツ交流の開始を予定するなど活発な友好都市交流を継続している。

詳しくはこちらをご覧ください。
気仙沼市 http://www.city.kesennuma.lg.jp/
舟山市 http://www.zhoushan.gov.cn/
写真
気仙沼友好の翼、市民訪問団が中国舟山市副市長に記念品を贈呈。
写真
舟山市水産加工技術研修生と気仙沼市民が料理を通して交流している様子。

交流事業の内容

  • 水産加工技術研修生の受け入れ
    両市の経済技術交流として、気仙沼市内の水産加工会社10社が舟山市水産加工技術研修生受け入れ協議会を組織して開始した。気仙沼市の品質管理や衛生管理など優れた水産加工技術の習得を目的とし研修生を受け入れしている。
    第1期(H10)~第7期(H16)のべ408名受け入れ)
  • 小学生・中学生・高校生の作品交流(平成10年3月~)
    舟山市定海小学校から毛筆、水墨画等の作品が届き、市内で展覧会を開催した。気仙沼市立九条小学校からは硬筆、毛筆等の作品を舟山市へ送っている。このほかにも、階上小学校と舟山小学校、鼎が浦高等学校と南海実験学校高等部、条南中学校と南海実験学校中等部などと、現在、書道など生徒の作品交流を中心に交流が継続されている。
  • 「舟山漁民画館」が市内にオープン
    平成12年10月24日に気仙沼湾に面したところに、舟山漁民が描いた漁民画51点を展示する「舟山漁民画館」をオープンし、両市の文化交流のシンボルとなっている。
  • 水産加工技術研修生との市民交流事業
    市の国際交流機関である「小さな国際大使館」が水産加工研修生と市民との交流事業として、適宜、苺狩りやりんご狩りの実施、中国の正月である春節の御祝い、市民運動会への参加などを企画実施している。
気仙沼市の概要舟山市の概要
人口 59,834人 98万1千人
面積 184.35km2 22,200km2
概況 宮城県の北東部に位置する人口約6万人の港町である。緑豊かな北上山地の山々と美しいリアス式海岸に抱かれた気仙沼市は、世界三大漁場である三陸沖と天然の良港に恵まれ、古くから漁業の町として発展してきた。活力とやすらぎのある国際水産文化都市を標榜し、 世界に開かれた港町を目指した各種の国際交流事業を展開している。 上海から南東に130kmに位置し、杭州湾前面に広がる島々からなる人口約100万人の都市。気候は亜熱帯海洋性気候で、年間の平均気温は15~18℃。主要産業は水産業と観光で、特に水産業は中国全体水揚量の10%を占めている。観光面では、中国四大仏教の聖地である普陀山があり、景勝地・リゾート地として知られている。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1997年10月8日
姉妹都市提携の経緯 両市の関係は、1753年に気仙沼の廻船が舟山群島に漂着した際手厚い保護を受けた歴史的事実に起因し、このことに基づいて1991年から相互の訪問が行なわれるようになった。1995年には、友好都市締結を視野に入れた交流を促進するため「友好交流協議書」を取り交わし、両市間の相互理解と友好親善が深められた。この成果を踏まえ、1997年10月8日舟山市において友好都市締結を行なった。
今後の展望、課題等 これまでの代表団相互交流や水産加工技術研修生の受け入れ、教育交流、市民交流等を一層進めていくとともに、新たな展開として、平成17年3月に宮城県鼎が浦高等学校のバレー班が南海実験学校高等部を訪問し、スポーツ交流を行う予定となっている。また、平成17年8月には、南海実験学校が鼎が浦高等学校を訪問する予定となっている。

美里町・ウイノナ市姉妹都市交流事業

  • 宮城県 美里町
    美里町国際交流協会
  • アメリカ合衆国 ミネソタ州
    ウイノナ市

交流事業の特色

  • 中学生英会話コンテストを実施し、入賞者をウイノナ市へ派遣
  • 町内にある県立高校の生徒をウイノナ市へ派遣
  • ウイノナ市の中高生を受入
詳しくはこちらをご覧ください。
美里町 http://www.town.misato.miyagi.jp/
ウイノナ市 http://www.cityofwinona-mn.com/
写真
ウイノナ市長表敬訪問(中高生アメリカ派遣事業)
写真
ウイノナシニアハイスクールの女子生徒が相撲にチャレンジ(ウイノナ市受入事業)

交流事業の内容

 これまで、ウイノナ市へは中高生派遣事業で10回、締結事業で2回、商工業者視察、ウイノナ市150周年記念事業参加と計14回の渡航を行い、訪問者数は延べ368名にのぼる。受入は、2001年から延べ232名が訪問している。

 英会話コンテストによる派遣者の選考は、中学生の積極性を養い、また自信を高める方法である。また、審査には他市町村のALTに依頼するなど、公平性を重視している。 すでに派遣に参加した中高生が大学生や社会人になっている場合もあり、英文科に進学する生徒やウイノナの大学に入学した学生もいる。さらに、英語教師として活躍している例もあり、青少年の育成や進路において非常に重要な役割を担っている。

美里町の概要ウイノナ市の概要
人口 26,067人 26,740人
面積 75.06km2 25.6km2
概況 美里町は2006年に遠田郡内の小牛田町・南郷町2町が新設合併して生まれた町で、県都仙台市とは40㎞の距離にあり、東北本線、陸羽東線、石巻線が交差する交通の要衝となっている。2本の国道も走り、交通アクセスのよさから、仙台市・石巻市・大崎市の通勤圏として定住する人も多く、宅地開発も盛ん。
気候は内陸性気候で、冬季の降水量が少なく、降雪期間も比較的短いことから、とても住みよい条件下にある。
奥羽山系を源とする鳴瀬川、江合川が町内を貫流し、この水利に恵まれた農業が、町の基幹産業となっている。土地は平たんで、約75k㎡に及ぶ町の面積の約70%を豊かな水田や畑が占めており、宮城県の食糧基地として、コメや野菜はもちろん、果樹や施設園芸も大変盛ん。
ミネソタ州のウイノナ市は1851年、蒸気船の船長オリオンスミスが市の基礎を築いた。ミネアポリスから東南へ約200kmに位置し、Island Cityとも呼ばれている。ミシシッピ川沿いに位置するウイノナ市は、ウイノナ湖、ガーベンハイツに囲まれた自然豊かな地域である。
教育は内容、設備ともに充実しており、市内に大学が2校、短大が2校設置されている。
ステンドグラス工房やカヌー工場など特殊な工業が盛んなこともウイノナ市の特徴である。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 2001年9月29日
姉妹都市提携の経緯 2001年に小牛田町とウイノナ市が姉妹都市提携を結ぶ。その後、2006年、小牛田町と南郷町が合併し美里町となり、翌2007年、美里町とウイノナ市が姉妹都市の再提携を結ぶ。
今後の展望、課題等 これまでの中高生の交流に加え、文化交流や平和事業、産業交流、ホームページの共同制作を行い、青年から一般まで幅広い内容で事業を展開していく。
このページに関するお問い合せ先
交流支援部交流親善課
Tel :  03-5213-1723
Fax :  03-5213-1742
Email : shimai@clair.or.jp
ページの先頭へ