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提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

1991年に国連開発計画が、図們江開発計画の報告をして以来、港湾都市である本市としては、貿易振興等を図るため吉林省との経済交流を進めたいと考えていた。境港は、図們江開発地域には地理的に非常に有利な港であり、将来を展望し、同開発の拠点である琿春市を1993年６月に訪問し、交流を開始した。この訪問で、お互いにさらに理解を深め、将来にわたって友好関係を築き上げていくことに合意した。同年９月には、「中国吉林省図們江地区開発交流団」125名を受け入れ、投資環境セミナー、経済貿易懇親会の開催、定期航路開発協議などにより、経済交流の促進を図った。そして10月には、琿春市長を団長とする友好親善代表団を迎え、友好都市関係を結んだ。なお1994年２月に、吉林省鉄路港口指揮部と、定期航路開設に関し本市にて協議を行うとともに、５月には「境港市中国吉林省経済視察団」30名を派遣した。

提携先の概要

琿春市は、吉林省東南部の図們江下流に位置し、中国・朝鮮・ロシアの国境地帯にある。吉林省の重点開発地区で、88年には省の経済開発区、92年３月には国の対外開放都市に指定され、急速な経済発展、インフラの整備が進んでいる。面積5,120k㎡、人口は25万人であり、朝鮮族が人口の48％を占める。石炭・金・銅・亜鉛などの鉱物資源が豊富で、石炭を利用した火力発電所がある。森林資源を利用した、製材や合板などの工場もある。琿春平原と敬信平原の面積が500k㎡で、農業(トウモロコシ・大豆・野菜・米など)を主としている。ロシア国境には長嶺子税関、朝鮮国境には圏河税関と沙沱子税関があり、国境貿易が急増している。また、現在、24k㎡の琿春辺境経済合作区では、食品・化学・紡績・機械・建材・ハイテク技術産業の外資導入を積極的に図っており、将来国際的な物流及び輸出加工基地となるだろう。