自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

平成２年に「ベルリン鴎外記念館存続危機」のニュースが地元新聞に報じられ、それに呼応して津和野町民による「ドイツ森鴎外記念館存続の会」が発足し、募金活動が開始されたことを発端としてベルリン市ミッテ区との交流が始まり、同年ベルリン森鴎外記念館よりベアーテ・ウェーバー氏が津和野町を訪れて、現状を報告し支援を要請した。翌平成３年には、ベルリンへ訪問団が派遣され、ミッテ区長との会談で友好を深めたい旨の意向が示された。平成４年３月に行われた「ふるさと津和野鴎外塾」の開塾式にはミッテ区よりクーン副区長が訪れ、ミッテ区と津和野町が森鴎外を架け橋とする文化交流を進めていく共同声明を発表した。平成７年３月に行われた津和野町森鴎外記念館オープニング記念式典にはミッテ区夫妻らをご招待し、２回の会談で一気に姉妹都市調印が現実化した。平成７年８月25日、津和野町から姉妹都市調印のためにベルリン市ミッテ区を訪れ、区内のアルテシュタットハウスにて両区・町長が調印文書に署名した。

提携先の概要

ベルリン市ミッテ区は、ベルリンの象徴ブランデルブルグ門の東側ちょうどベルリン市の中央に位置しており、西暦2000年には首都機能がボンからベルリンに移ったことにより多くの政府機関の位置するベルリンの政治、文化、科学の中心となっている。特に文化面では、国立オペラハウスやドイツ劇場、ペルガモン博物館を始めとして多くの文化施設が集中している。東西ドイツの統一以後生活水準は向上してきているが、失業対策や旧東西間の格差問題など新たな課題も生じてきている。2001年１月より隣接するティアガルテン、ヴェディング区との３区による合併が行われ人口316,727人、面積3,947haを擁するに至っている。