自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

日中国交回復を機に多くの市民、とりわけ中国を訪問した労働者市民から、中国との友好都市提携の要望が強く伝えられていた。一方、市議会にあっても早期提携の要望が市長に出されていた。これらの要望の実現のため、昭和54年来、関係機関の協力を得て折衝を開始、55年２月、瀋陽市長から希望のもてる書簡を受けて以降、精力的な折衝を展開した。55年11月下旬、宋光瀋陽市長をはじめ７名の友好代表団が川崎を訪問、最終日の両市の懇談で両市が正式に友好都市として提携することの約束がかわされた。その後、56年５月、川崎市友好都市提携先遣団が瀋陽を訪問、８月18日、王丹波市長を団長とする代表団を川崎に迎え、盟約書に調印が行なわれた。

提携先の概要

瀋陽市は遼寧省の省都で、５つの市区、４つの郊外区、２つの県に分けられ、全市の面積は8,500k㎡、そのうち都市区面積は東京都板橋区k㎡、人口は郊外区をふくめて約720万人である。瀋陽は南に鉄の鞍山、東に石炭の撫順をひかえた東北開発の中心拠点で、中国の主な重工業基地のひとつである。また、悠久な歴史をもつ古都で、清代につくられた故宮をはじめ、数多くの名称旧跡が残っている。市街地は広びろとした大通りの両側にビルが建ち並び、緑も豊かである。大学・専門学校・科学研究機関なども多く、文化都市としての落ち着いた雰囲気がただよっている。