自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

イギリス・メドウェイ市は、徳川家康の軍事外交顧問であったウイリアム・アダムス(日本名　三浦按針)の生誕地であり、彼が1605年(慶長10年)に日本最初の様式帆船を、伊東市の唐人川河口で建造した偉業をたたえ、伊東市では、1947年８月より毎年｢按針祭｣を開催しています。1964年３月に伊東市民(議員)が初めて当時のジリンガム市を訪問し、市内小学校の児童絵画、習字を贈った事がきっかけとなり、1973年以来、毎年日英児童絵画交換を続けていくうち、1982年２月ジリンガム市議会が伊東市との友好都市提携を議決し、ジリンガム市長から伊東市長に対し、公式に文書による提携の申し入れがあり、同年６月、伊東市でも市議会全員協議会において友好都市提携の締結を決議しました。1998年４月にジリンガム市が隣接のロチェスター市と合併し、新しくメドウェイ市となり、友好都市提携を引き続き継続するためメドウェイ市の助役が翌年４月、伊東市を訪れ、協定書に調印を行いました。

提携先の概要

メドウェイ市はロンドンの南東約50㎞に位置し、市内を流れるメドウェイ川に面した人口25万人の静かな住宅都市です。チャタム地区はそのメドウェイ川に面し、古くから英国海軍の戦艦を建造して来た海軍造船所があったところで、現在は歴史的資料｢ヒストリック・ドックヤード｣として保存されています。ロチェスター地区はイングランドで２番目に古い、ノルマン時代のロチェスター大聖堂がそびえ、見事な建築に加えて多くの壁画が残されています。また、ビクトリア時代の文豪｢チャールズ・ディケンズ｣ゆかりの地でもあり、毎年ディケンズフェスティバルが開催され、世界中から数千人の人々が訪れます。近年ではジリンガム地区に｢ビジネスパーク｣が作られ、イギリス国内や日本をはじめとする海外の企業などが数多く誘致されています。