CLAIRメールマガジンバックナンバー
Vol.131 ニューヨーク 新たな日本食ブームへの期待
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CLAIRメールマガジン vol.131(2016年1月7日)
~ ニューヨーク 新たな日本食ブームへの期待 ~
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新年明けましておめでとうございます。
2015年末にリニューアルを行いましたが、今後も日々内容を充実させ、皆様のお役に立つ情報を配信して
いきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします!
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T O P I C S
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【記事】ニューヨーク 新たな日本食ブームへの期待
【INFO】新しい視点で地方創生の可能性を考える 国際日本語普及協会公開講座
【REPO】スタッフだより 「インバウンド的(?)センチメンタル帰省in熊本」
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【記事】ニューヨーク 新たな日本食ブームへの期待
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アメリカ人が好きな日本食と聞くと何を思い浮かべますか?
今回紹介するのは、私の派遣元広島のソウルフードでもある「お好み焼き」です。
2014年、ニューヨーク事務所がJETプログラム経験者を対象に行ったアンケートによると、定番の寿司、
ラーメンに次いで、お好み焼きが第3位にランクインしました。
また、2012年に、マンハッタンのオフィス街に屋台式フードトラックでお好み焼き(関西風とシーフー
ドの2種類、各8.25ドル)が販売された際には、日系企業だけでなく、同地区のオフィスワーカーの間で
話題となり、昼食時には長蛇の列ができたようです。
その一方で、「お好み焼きを聞いたことがない」、「どのような食べ物か分からない」という人が多い
のも事実です(残念ながら、お好み焼き専門店はマンハッタンにはありません)。
そこで、お好み焼きをニューヨークで幅広く知ってもらうため、2015年3月に日米交流団体Japan Society
においてPRイベントが開催されました。
お好み焼きの歴史を紹介したり、調理の実演が行われた結果、多くの来場者で賑わいました。
ところで、海外では味の好みや宗教上の規律等の様々な理由により、受け入れられやすいものとそうで
ないものがあります。
お好み焼きソースのシェアで日本一を誇る「OTAFUKU株式会社」の担当者の話によると、日本食を海外
で普及させるポイントは、「日本式に細部までこだわる必要はなく、まずは現地で受け入れやすいように
現地の食文化を積極的に取り入れることが成功の鍵である」とのことでした。
日本食の代名詞である寿司を、生魚が苦手な人やベジタリアンにも受け入れてもらえるように「カリフォ
ルニアロール」や「ベジタブルロール」のような元々日本にはなかった食べ方へとアレンジした結果、今
日では全米で広く普及しています。
実際に、2016年に流行する食べ物の1つとして日本食、特にお好み焼きなどが取り上げられているレポ
ートもあり、今後アメリカだけではなく世界中でお好み焼きブームが到来する可能性も秘めています!
お好み焼きも、日本と同じ素材や作り方に固執するのではなく、その土地に合った独自の「Okonomiyaki」
文化を作り上げることで、寿司やラーメンに次ぐ第3のブームとして、更に幅広く認知されることを期待
しています。
(ニューヨーク事務所 建道所長補佐)
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【INFO】新しい視点で地方創生の可能性を考える 国際日本語普及協会公開講座
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AJALT(公益社団法人国際日本語普及協会)公開講座
「活力のある社会の実現に向けて 日本語教育の新たな可能性-演劇、日本語、そして地方創生-」
本講座は、劇作家・演出家として知られる平田オリザ氏が自身の言語観を語る基調講演、カナダビクトリ
ア大学の野呂博子准教授による実践報告、増田寛也元総務大臣をファシリテーターとするパネルディスカッ
ションの3部で構成される、新しい視点で地方創生の可能性を考える場です。奮ってご参加ください。
日 時 :2016年2月8日(月) 19:00ー21:00 (開場18:30)
場 所 :文京シビックホール 小ホール 東京都文京区春日1-16-21
登壇者 :劇作家、演出家 平田 オリザ 氏
カナダビクトリア大学准教授 野呂 博子 氏
元総務大臣・日本創成会議座長 増田 寛也 氏
定 員 :350名(要申込・先着順)
料 金 :前売り2,000円 (当日:2,500円)※ 税込
主 催 :公益社団法人国際日本語普及協会
お申込み https://pro.form-mailer.jp/fms/98ee4bb288932
詳 細 http://www.ajalt.org/teach/seminar/
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【REPO】スタッフだより 「インバウンド的(?)センチメンタル帰省in熊本」
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こんにちは、企画調査課の山中です。
この年末年始、実家に帰省された方も多いのではないでしょうか。
実家に帰省すると、同窓会に出席したり、昔の漫画を読み返してみたり、いつもより何だか余計に増えた
時間をどのように過ごそうかと迷われる方も多いのではないかと思います。
そんなとき、私の場合は、子ども時代に両親と出かけた場所に改めて家族でドライブに行くことが多いです。
私の実家は熊本市内にあるのですが、昔はカルデラなどで有名な阿蘇方面によく出かけていました。阿蘇
には温泉などの観光スポットが多くありますが、昨年の正月、約20年ぶりに「田楽」料理を家族と食べに行
きました。
「田楽」とは、豆腐や蒟蒻、里芋などを串に刺し、味噌を塗って炭火で焼く料理のことです。阿蘇では農家
の囲炉裏端の料理として、江戸時代から伝えられているそうです。
私は小学生のときに何度かこの田楽を食べに来た記憶があるのですが、ハンバーグもない、唐揚げもない
この店は、小学生男子にとって決してウキウキする店ではありませんでした。
しかし今、白髪の増えた両親を前に、古民家の中で炭火に顔を火照らせていると、「嗚呼、この焦げた味
噌が渋いぜ...」と、時の流れにやや感傷的になってしまうのです。
ただ、変わったのは私の食の嗜好や精神年齢だけではありませんでした。
田楽を堪能し、私が会計を済ませると(この点も20年前と異なる点ですが)、お店のおばちゃんに阿蘇の
観光スポット案内を始められ(安心して下さい、知ってますよ!)、締めくくりには「良い旅を!」と言わ
れ(家に帰るだけですが...)、何だか気恥ずかしくなってしまったのです。
そういえば、他の店員の方々もヘッドマイクで連絡を取り合っていたり、庭には京都風(?)の赤い敷物
と和傘が飾ってあったりと、私の記憶の中では田舎の牧歌的なお店だったこの店が、私と田楽の失われた20
年の間に、キビキビした「観光業」のお店に変身していたのです。
駐車場に泊まった外国人ツアー客のバスを見遣りながら、世の中の何かが変わってきていること、思い出
の店もその変化に適応しようとしていることを目の当たりにし、ちょっとした寂しさや違和感、期待感が複
雑に入り交じりながら、私の一家は家路についたのでした。
この複雑な気持ちを、何か仕事に活かすことができないだろうかと思う新年です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
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【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課)
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