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Vol.149 世界へ羽ばたく日本酒

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□■□      CLAIRメールマガジン vol.149(2016年7月29日)
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□                ~ 世界へ羽ばたく日本酒 ~

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                            T O P I C S               
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【記事】ニューヨークで広まる日本の酒文化

【記事】シンガポールでの日本酒の可能性

【記事】中国(北京)のお酒事情~ワインの次は日本酒か!?~

【記事】イギリスで日本のお酒を

【INFO】第18回日中韓3か国地方政府交流会議の参加者募集中!!

【INFO】全国の観光インバウンドの取組事例を紹介!
       「クレアインバウンドライブラリー」を更新しました。

【INFO】クレアレポート公開!!

【REPO】水の国 

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【記事】ニューヨークで広まる日本の酒文化
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 多くのレストランやバーが軒を連ねるニューヨークでは、休日前ともなれば
どの店も大変な賑わいを見せています。ビール、ワイン、カクテルは比較的ど
この店でも用意されていますが、日本で定番の日本酒や焼酎は、いわゆる「ス
タメン」ではありません。それでも和食の浸透により、「Sake(日本酒)」を
扱うレストランやバーが増え、日本食レストランに限らずとも、気軽に「Sake
」を楽しむ機会が増えたように感じます。

 2015年の酒類(日本酒・ビール・焼酎など)の海外への輸出量は約390億円と、
前年と比較して1.33倍増加しています。マンハッタンでは、「Sake Expo」など
日本酒を紹介するイベントが定期的に開催され、日本酒が広く浸透してきたの
も、ニューヨークを訪れ、あるいは実際に住みながら地道な営業活動を重ねた
日本酒の蔵元やメーカーの努力の賜物だと思います。

 山口県産の日本酒「獺祭(だっさい)」は、ホワイトハウスで公式晩餐会が
開催された際に、オバマ大統領と安倍首相夫妻の乾杯に使用されたことをご存
知の方も多いと思いますが、日本酒は、和食を海外に広めるだけでなく、日米
の友好の架け橋としての役割も担っています。日本酒に加えて、焼酎や梅酒な
どの日本の酒が海外で広く浸透すれば、酒の肴として日本産の農産物や水産物
、漬物などが普及するチャンスも生まれます。先日、筆者が訪れたチェルシー
地区の日本料理店では、日本酒以外にも焼酎がなんと90種類以上も取り揃えら
れ、店内では日本のメーカーが梅酒の試飲会を行うなど、大変な賑わいでした。

 ニューヨークの酒市場ではまだまだ新規開拓の余地があり、焼酎や梅酒など
は「Sake」に続いて広く普及する可能性を秘めています。冬の寒いマンハッタ
ンでも、仕事帰りのビジネスマンがカウンターで熱燗や焼酎のお湯割りを一杯
飲んでから帰宅するという日本の居酒屋のような光景が見られるのもそう遠く
ないのではないでしょうか。

                 (ニューヨーク事務所 建道所長補佐)

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【記事】シンガポールでの日本酒の可能性
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 在シンガポール日本大使館の調査によると、2015年6月現在、シンガポールに
は日本食レストランが1,105店舗あります。また、シンガポール統計局の調査で
はシンガポール国内に飲食店が約6,800店舗あるとなっていますので、約6店舗
に1店舗が日本食レストランである計算となり、日本食の人気ぶりがうかがえま
す。このような日本食人気の中、「日本食に合うのは日本酒」という認識も広
がりを見せつつあり、日本酒の輸入量は増加傾向にあります。

(1)どんな日本酒が人気?
 シンガポールは年間平均気温が26~27度の暑い国ですので、淡麗な味の吟醸
酒等の冷酒が喜ばれているようです。ただ、まだ日本酒の種類や飲み方、銘柄
までは理解が広がっていないため、販売員がいる日系デパート等で説明しなが
ら売り込むことが重要です。シンガポールの伊勢丹では食品売り場に日本酒を
有料でテイスティングできるバーカウンターを設置しています。

(2)シンガポールの日本酒の価格は?
 シンガポールでの輸入時に関税はかかりませんが、アルコール度数に応じた
物品税が課されます。例えば、アルコール度数15%の日本酒1升の場合、約2,0
00円の物品税が課税され、さらに流通コストもかかるため、一般に小売価格が
日本の約3倍になると言われています。

(3)シンガポール人はどのくらいお酒を飲む?
 2014年に世界保健機関(WHO)が行った「アルコールと健康に関する調査」
によると、シンガポールの人口一人当たりの年間飲酒量は日本の3分の1に満
たない量でした。また、シンガポールの保健当局の調査では、週に1回以上お酒
を飲む人の割合は人口の約1割のみとなっています。

 このように日本に比べて飲酒の習慣が少ない国民性ですが、同時に若年層を
中心にお酒を飲む人が増えてきていることも同じ調査で分かっています。

                 (シンガポール事務所 加藤所長補佐)

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【記事】中国(北京)のお酒事情~ワインの次は日本酒か!?~
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(1)強いお酒はもう古い?
 中国を代表するお酒といえば、「白酒(アルコール度数50度前後の蒸留酒)
」。中国の宴席には欠かせない存在です。しかし、中国の大手新聞社の調査に
よると、80年代生まれの中国人男性のうち白酒を好む割合はわずか2%と、若
年層の白酒離れが深刻化しています。

(2)実は赤ワイン消費量が世界一
 白酒とは対照的に絶好調なのがワイン(赤)。経済成長による生活レベルの
向上と、それに伴う健康志向の高まりにより、アルコール度数が低くて健康
的、かつスタイリッシュなイメージのワインが富裕層を中心に数年前から大人
気。今では庶民でも楽しめる一般的なお酒になりました。現地スーパーに並ぶ
品数の多さからもその人気ぶりが窺えます。ちなみに、赤ワインが人気である
理由のひとつには「赤はおめでたい色だから」という中国ならではのものも。

(3)日本食ブームが追い風に
 一方日本酒はというと、一般的に「日本料理店で飲む高級な酒」もしくは「
贈答品・日本土産」として認識されており、まだまだ馴染みの薄い存在。しか
し、和食のユネスコ無形文化遺産登録などを背景とした世界的な日本食ブーム
のなか、ここ中国においても日本料理店が急増中。中国人が日本酒に触れる機
会は確実に増えてきています。中国で日本酒文化普及に取り組んでいる日本料
理店オーナーに話を聞くと、最近は中国系メディアからの取材が増え、中国人
の日本酒に対する関心の高まりを強く感じているとのこと。実際に中国への日
本酒の輸出量は伸び続けています。

(4)日本酒ブーム到来の予感
 中国人の多くは日本酒に対する知識はまだほとんどなく、日本酒の奥深さに
愉しみを見出すのはこれから。関税率の高さがネックではあるものの、ワイン
と同程度のアルコール度数であることやワインブームを経験したグルメ層の存
在など日本酒を受け入れる土壌はあります。近年の日本食ブーム、訪日ブーム
の流れの延長として日本酒ブームが到来する可能性は高いのではないかと感じ
ています。

                     (北京事務所 中川所長補佐)

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【記事】イギリスで日本のお酒を
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(1)街中のお酒
 イギリスにはたくさんのパブがあり、多くの人で賑わっています。パブは日
本でいう居酒屋のような場所ですが、日本と決定的に違うのは、屋内・屋外問
わずに立ちながら飲んでいる人たちが多いということです。また、パブで注文
する場合、基本的にお会計はペイ・アズ・ユー・ゴー(注文時にその都度お金
を払うこと)になります。

 私の主観ですが、レストランのテーブルではワインをボトルで注文している
人が多く、カウンターではカクテルを注文する人も多く見られます。意外とウ
イスキーを注文している人をそんなに見かけません。ウイスキーの市場規模が
日本と同じく大きいため、今後の研究課題としたいと思います。客層は日本と
比べると平均年齢が低く、男女比率は日本よりも女性が少し多いようです。

 日本酒はイギリスでは高価なため、なかなか街角で見かけることはありませ
ん。多くの人がビールもしくはサイダー(炭酸のりんご酒)を飲んでいます。

(2)日本食ブーム
 そんな中、現在日本食ブームです。ロンドン中で日本食料理店を見かけます。
日本酒の人気も徐々に高まっており、注目が集まっています。

 日本に関するイベントでは、しばしば日本酒が振る舞われます。その際に飲
みやすいお酒(地ビール、梅酒、炭酸の日本酒など)を併せて用意することに
より日本酒にも馴染みやすいよう心配りをしているようです。

(3)ロンドンワインフェア
 2016年5月3日から5月5日にかけて、世界のワインやスピリッツについての見
本市である第36回ロンドンワインフェアがケンジントン(オリンピア)で開催
されました。世界中からワインが集まる中、今回が初の出展となる日本酒や梅
酒なども展示されており、多くの人で賑わっていました。出展者であるMUSEUM
 of SAKE代表の菊谷なつき氏は、「日本酒への注目は高まっている。ワインと
肩を並べることができるようになってきた。」と熱心に来場者に日本酒をPRさ
れていました。また、熊本地震で被害を受けた酒造の皆さんを少しでも支援す
るため、ブースに募金箱を設置し「熊本は日本酒にとって大変重要な協会9号
酵母の発祥の地。可能な限り支援をしたい。」と話していました。

                    (ロンドン事務所 吉嶋所長補佐)

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【INFO】第18回日中韓3か国地方政府交流会議の参加者募集中!!
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 日本、中国、韓国3か国の自治体間における国際交流・協力をより一層促進
することを目的に、3か国の国際交流機関により、交流会議を毎年開催してい
ます。
平成28年度は、岡山県岡山市で開催致します。多くの自治体関係者の参加を
お待ちしております。

■日 程 平成28年10月18日(火)~21日(金)

■開催地 岡山市(会場:岡山コンベンションセンター)

■参加メリット
・3か国実務担当者との意見高官・交流が可能
・優良・先進事例等の情報入手・共有が可能
・観光・環境・企業誘致といった自治体PRの場としても活用可能

■申込期限 平成28年8月31日(水)15時(予約サイトあり!)

※会議詳細
〈 http://www.clair.or.jp/j/exchange/chiiki/index.html 〉
※応募方法
  < http://jtbbwt.com/section/daishi/okayama2016/ >

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【INFO】全国の観光インバウンドの取組事例を紹介!
       「クレアインバウンドライブラリー」を更新しました。
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1 富山県の観光人材プログラムを卒業した女性が、
    八尾で観光拠点づくりを実現!
    < http://clair-inbound.net/toyamaoyatsu/ >

2 重要無形民俗文化財の「鹿沼今宮神社の屋台行事」を
    鹿沼のキラーコンテンツに!
  < http://clair-inbound.net/kanumayatai/ >

3 東北の食材と日本酒の魅力を、マラソンを通して世界に紹介!
  < http://clair-inbound.net/touhokufuudo/ >

4 埼玉県の飯能は都心から近い里山、海外からの視察も多い
    < http://clair-inbound.net/saitamahannou/ >

5 萩の古い町並みの散策が魅力、ゲストハウスも後押し
    < http://clair-inbound.net/yamaguchihagi/ >

6 インバウンドも視野に、「ものづくり」の燕三条が新しいフェーズに!
    < http://clair-inbound.net/tsubamesanjo/ >

7 高知県が武器にする外国人への訴求ポイント、
    それは「お節介」という人柄だ!
  < http://clair-inbound.net/kouchiosekkai/ >


他にもたくさんの事例を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
< http://clair-inbound.net/ >

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【INFO】クレアレポート公開!!
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クレアレポート

438号「東日本大震災におけるアメリカからの支援」

を公開しました!

438号 < http://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/438.pdf >


これらの刊行物は、クレアHPの情報ライブラリーからも検索いただけます!

               
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【REPO】スタッフだより 水の国
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森を育むのは水、そして森もまた水を育む...。

豊かな森を抱える「木の国」わかやまは、「水の国」わかやまでもあるのです!

山中の小さなせせらぎが川となって、やがて海へ注ぐ...。
その中で、水は様々な表情を見せてくれます。

水辺や山で過ごす。
美しい水からうまれた恵みを味わう。


そこにいるだけで、五感がみたされる。


和歌山でそんな感覚に浸ってみませんか。

ネイチャー・フォトグラファー 内山りゅう氏による写真で
ひとあし先に心の洗濯
< https://www.wakayama-kanko.or.jp/mizunokuni/ >

                         (企画調査課 成田)


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【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課)
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル7F
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