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Vol.186 限られた空間やICT技術を活かした、新たな「農業」のかたちとは

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□■□      CLAIRメールマガジン vol.186(2017年8月10日)
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□   ~ 限られた空間やICT技術を活かした、新たな「農業」のかたちとは ~

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                            T O P I C S               
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【記事】カエルの養殖から植物工場まで!シンガポールの「農業」の形とは

【記事】韓国都市農業~限られた空間と高いICT技術の活用が肝?

【記事】冬の風物詩!英国の花火

【記事】ニューヨークの花火事情

【INFO】「日本秋祭 in 香港 ―魅力再発見―」認定イベントへの出展者募集
     のご案内〔在香港日本国総領事館〕

【INFO】香港における各イベント先との仲介のご案内〔在香港日本国総領事館〕

【REPO】スタッフだより「ねぶた祭り」

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【記事】カエルの養殖から植物工場まで!シンガポールの「農業」の形とは
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健康志向の高まるシンガポールでは、近年、生野菜をサラダとして提供する飲
食店が増え、ランチの時間帯には行列ができています。では、この土地の少な
いシンガポールにおいて、野菜はどの程度生産されているのでしょうか。
シンガポールの食料自給率は10%未満と言われており、野菜の多くも輸入に頼
っています。ただ、全く農業をしていないわけではありません。国内6か所に農
業団地が設定されており、そこで葉物野菜や鶏卵等の生産が行われています。
変わり種だと、食用のカエル(!)を養殖している所もあります。「made in 
Singapore」の食べ物は、現地のスーパーに普通に売られているのです。

一方で、こういった我々が想像する「普通の農業」以外にも、様々な農業の在
り方を模索しているのも、シンガポールの特徴です。

例えば、アルミ棚に野菜を置いて機械で上下に動かすことで日光と水分とを摂
取させる「垂直農園」というシステムがあります( https://www.skygreens.com/ )。
また、日系企業が屋内工場で生産している野菜が現地のスーパーで売られてい
たり、政府と共同で都市部の建物屋上に農業用ハウスを設置し都市型農業モデ
ルの開発を進めたりもしています。

そのほか、シンガポールを代表する商業地の一つであるオーチャードのとある
ビルの屋上でも野菜の栽培が行われています。ここでは、野菜の栽培を通して
人々が交流する機会を提供しており、新たな農業の形としても注目を集めてい
ます( https://comcrop.com/#about )。

現在、シンガポール政府としても、限られた土地の中で食料自給率の向上を目
指しており、新しいテクノロジーを利用して生産性を高め、既存の農業ビジネ
スを更に拡大させたいと考えています。

日本がこれまで培ってきた農業に関する様々なノウハウや、日本の企業が持つ
優れた技術力等は、今後のシンガポールの農業にとっても魅力的と言えるので
はないでしょうか。

同時に、少ないながらも様々な形で行われている農業の現場は、「持続可能な
発展」を目指すシンガポールにおいて、環境や自然、あるいはテクノロジーや
コミュニティの在り方について考えることのできる貴重な存在なのかもしれま
せん。

                 (シンガポール事務所所長補佐 上谷)

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【記事】韓国都市農業~限られた空間と高いICT技術の活用が肝?
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○日韓で異なる事情
1980年に4,900haあったソウルの耕地面積は、2015年には476haまで激減し、東
京7,130ha(2015年)と比較しても、「韓国都心には田畑が残っていない」と言
えます。このため法律でも、都市部に残る農地の保全と発展的活用をうたう日
本の「都市農業振興基本法」とは対照的に、韓国の「都市農業の育成及び支援に
関する法律」では、「都市農業」を都市部の土地、建築物や様々な生活空間を活
用するものと定義し、場所確保を命題の1つに据えています。

○「都市農夫」と「限られた空間の利活用」
韓国の特徴は、ライフスタイルの変化や安全・健康・環境志向により、週末に
都市郊外で野菜栽培等を行う「都市農夫」の人気が急上昇していること、また
、住宅やビルのベランダ・屋上・壁面、学校、公園等を菜園、緑化エリア、養
蜂場等の農業空間として利活用していることです。2014年には、都市農業参加
者は2010年比で7倍の108万人、面積は6.4倍の668haに達しています。政府は20
15年に「都市農業活性化案」を策定し、2024年までに参加者480万人、農業面積
3,000haという高い数値目標を掲げ、インフラ整備、広報、情報発信、教育等の
充実により都市農業の普及促進に邁進しています。

○韓国らしさを活かして
様々な取組の中で注目したいのは、ICTの活用です。家庭菜園の種類、栽培手順
、専門家コラム、育成講座等、都市農業関連情報の総合サイト「みんなが都市
農夫」と携帯アプリ版の「家庭菜園114」を国が構築し、更にSNS形式で情報共
有できる「家庭菜園119」、家庭菜園料理レシピや農作物の物価・販売情報に関
する「家庭菜園007」等のアプリを充実させ、いつでも誰でも簡単に都市農業を
始められるよう情報提供しています。

また、最近ソウル市冠岳区では、ビニールハウスにおいて、生態情報先端技術
により作物体内の茎葉の水流速度と水中肥料濃度を計測して安全な食物生産に
繋げる「リアルスマートファーム」の導入を発表しました。これら韓国の高い
ICT技術は、都市農業にも存分に活用され、その発展に寄与すると期待されてい
ます。
 
都市化と離農により、田畑面積の減少という課題を抱える韓国が、限られた空
間と先進技術をいかに活用し、都市農業の発展に繋げていくか注目したいと思
います。

                    (ソウル事務所所長補佐 盛山)

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【記事】冬の風物詩!英国の花火
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英国の方に日本の花火を紹介する際には、「日本の花火は夏の風物詩である」
という説明を加える必要があります。
というのも、英国では、花火は冬のイメージが強いからです。その理由の1つ
として、英国政府が法律により、公共の場での夜間(夜11時から朝7時まで)
の花火を禁止しているということがあるでしょう(ただし、大晦日、旧正月な
ど例外もあります)。夏は日没が遅く、夏至の頃などは夜10時頃まで明るいた
め、空が暗くなるのを待っていると、時間帯が遅くなってしまうためだと思い
ます。

また、個人が花火を購入しようとする場合、日本ではコンビニやスーパーなど
でも気軽に購入できますが、英国では、10月15日~11月10日、12月26日~31日
、旧正月の前3日間に、認可を得たお店でしか購入することができませんし、購
入者は18歳以上である必要があります。10月15日~11月10日というのは、日本
人にとっては少し中途半端な時期に感じられますが、これには英国の「ガイ・
フォークス・デー」が関係しています。

ガイ・フォークスは、1605年11月5日に当時の国王を殺害するために英国の国会
議事堂を火薬で爆破しようとした集団の1人であり、この事件が未然に防がれた
ことを記念して、11月5日は「ガイ・フォークス・デー」と呼ばれています。英
国ではもともと、この日にガイ・フォークス人形を作り、町中を引き回した後
、夜には焼き捨てるという我々在住外国人にとっては少しぎょっとするような
風習があったそうですが、今では、形を変え、11月5日に英国各地で花火大会が
行われたり、花火を購入して楽しんでいたりします。

この11月5日が過ぎると、ロンドンの街なかではイルミネーションが点灯し始め
、いよいよ冬の装いとなります。


                   (ロンドン事務所所長補佐 高桑)

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【記事】ニューヨークの花火事情
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米国では毎年、独立記念日である7月4日の夜に全国各地で花火大会が開催され
ており、ニューヨーク市においても夏の風物詩となっています。今年はマンハ
ッタン島の東側、クイーンズやブルックリンとの間を流れるイーストリバーか
ら打ち上げられました。こちらではサマータイムが採用されており、午後8時半
頃に空がやっと暗くなり始めるため、花火の開始は午後9時半頃と遅い時間であ
るにも関わらず、大勢の観光客やニューヨーカーが花火を観に集まります。コ
ンピューター制御により同時に5箇所から同じ種類の花火が打ち上げられ、その
スケールの大きさや絶え間なく打ち上がる花火の豪快さには圧倒されます。

さて、日本では花火大会以外でも、庭先などで花火を身近に楽しむことができ
ますが、アメリカでは州ごとに花火の規制に関する法律があります。2017年6月
時点では、イリノイ州、オハイオ州、バーモント州の3州では、手持ち花火やパ
ーティーに使うクラッカーのような威力の弱いものに限り販売・使用が認めら
れており、デラウェア州、マサチューセッツ州の2州では、全ての個人用花火の
販売・使用が禁止されています。

ニューヨーク州では、花火の販売自体は認められていますが、手持ち花火の店
頭販売期間は6月1日から7月5日まで、12月26日から1月1日までの2つの期間のみ
に、制限されています。また、ニューヨーク市においてはさらに厳格に花火の
取り締まりが行われており、全ての個人用の花火の使用、購入、販売、輸送が
違法になっています。同市のHPでは、花火の販売、保管、輸送に関する通報が
有罪判決や逮捕につながった場合は、最大1000ドルの報奨金を支払うと記載さ
れています。消防署が認可した花火大会のみが花火を鑑賞する貴重な機会とな
っているニューヨーク市では、待ちわびた夏のお楽しみとして花火が夜空を鮮
やかに彩ります。

                 (ニューヨーク事務所所長補佐  会沢)

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【INFO】「日本秋祭 in 香港 ―魅力再発見―」認定イベントへの出展者募集
     のご案内〔在香港日本国総領事館〕
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在香港日本国総領事館では、今年も昨年に引き続き、日本や香港の企業・団体
等と協力して、「日本秋祭 in 香港 ―魅力再発見―」を実施します。
今年はすでに40を超えるイベントが認定されていますが、その中から2つの大型
イベントのご出展について案内をいたします。日本の地方の魅力をPRする大
変よい機会ですので、ブース出展や伝統芸能の派遣等、参加についてご検討く
ださい。

1.縁日秋祭り
おしゃれなショップが建ち並ぶPMQにおいて、「第5回縁日秋祭り」が開催され
ます。昨年は,林鄭月娥(キャリー・ラム)香港政府政務長官(当時)をはじ
め,約5万人が来場しました。

開催日程:10月13日(金)~15日(日),18日(水)~22日(日)
開催場所:PMQ
概要資料: http://www.hk.emb-japan.go.jp/autumnfes/ja-jp/doc/Enichi_proposal_2017.pdf 

2.LKF Japan Carnival 2017(仮称)
香港一の繁華街であるランカイフォン(Lan Kwai Fong)エリア全体で日本をテ
ーマとしたフェスティバルが開催されます。ランカイフォンは、普段から多くの
外国人,観光客等で賑わっていますが、この2日間で約15万人の来場者が見込ま
れています。

開催日時:11月11日(土),12日(日)
開催場所:ランカイフォン(Lan Kwai Fong)
概要資料:
http://www.hk.emb-japan.go.jp/autumnfes/ja-jp/doc/LKFCarnival_Sponsorship%20proposal%20_%200713%20(JAP).pdf 

■「日本秋祭in 香港」特設HP
http://www.hk.emb-japan.go.jp/autumnfes/ja-jp/autumnfes2017.html 

<お問い合わせ・連絡先>
在香港日本国総領事館広報文化部:infojp@hn.mofa.go.jp 


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【INFO】香港における各イベント先との仲介のご案内〔在香港日本国総領事館〕
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在香港日本国総領事館では、下記のイベントについて、主催者(又は会場施設
管理者)との仲介もできますので、ご興味ある場合はお問い合わせください。


■香港政府主催文化行事「アジア・エスニック・カルチャー・パフォーマンス」
(内容:パフォーマンスやワークショップの実施)

開催日時・会場:11月19日(日)午後 香港九龍のアジア文化センター
申込み期限:可能な限り8月19日(土)目途
昨年の概要: http://www.lcsd.gov.hk/en/eo/territoryevents/asianethnic/aecp2016.html


■香港オーシャンパークでのイベント(内容:パーク内でのイベント開催)

施設概要:
https://www.oceanpark.com.hk/tc/plan-your-visit/park-map?ref=nav-from-1_oceanpark-custom-menu

<お問い合わせ・連絡先>
在香港日本国総領事館広報文化部:infojp@hn.mofa.go.jp 

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【REPO】スタッフだより「ねぶた祭り」
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8月も中盤になり、夏祭りシーズンの到来です。

先日、企画調査課の有志と共にねぶた祭りに行ってきました。ハネトとして参
加し、正装を身にまとい、青森の皆さんと共に飛び跳ねてきました。最前列で
マイクを握らせてもらい「ラッセラー!!ラッセラー!!」と掛け声をかけること
もでき、最高の夜を過ごしました。

ねぶたから一夜明け、奥入瀬の渓流の美しさや青森県の食を堪能しました。中
でも黒石市のつゆ焼きそばは絶品。皆さんもぜひ一度ご賞味ください。


                        (企画調査課 小久保)

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【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課)
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