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Vol.147 世界に広がる日本文化

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□■□      CLAIRメールマガジン vol.147(2016年7月15日)
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□            ~ 特集・世界に広がる日本文化 ~

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                            T O P I C S               
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【特集記事1】時代は「爆買い」から「文化体験」へ 

【特集記事2】チェルシー・フラワー・ショーにみる日本文化の浸透

【特集記事3】ビジネスランチはOMAKASE!?

【記事】フィリピンで新大統領誕生

【INFO】クレアレポート公開!!

【REPO】スタッフだより あら川の桃

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【特集記事1】時代は「爆買い」から「文化体験」へ
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(1)モノより思い出
 2015年の訪日中国人旅行客は、前年から倍増の約500万人。外国からの訪日
旅行客の4人に1人が中国人という計算になります。昨年は「爆買い」という
言葉が大流行しましたが、最近では日本製品だけではなく日本文化への関心が
高まっています。中国人の訪日旅行スタイルも、家電や化粧品等のモノを大量
購入する「消費型」から、日本独自の文化を体験し日本でしかできない思い出
をつくる「体験型」へと、リピーターを中心に徐々に変化を見せています。

(2)「茶道」に見る日本文化への関心の高さ
 日本文化の代表格と言えるのが「茶道」。茶道裏千家北京出張所の張南ラン
(ジャン・ナンラン)先生に、中国における茶道の人気ぶりについてお話を伺
いました。張先生は、ここ数年の茶道への関心の高まりを強く実感しているそ
うです。張先生が北京で講師を始められた12年前、生徒数はわずか30名程度で
そのほとんどが日本人(駐在員の奥様など)だったものが、現在は生徒数80名
以上、なんとその8割以上が中国人!張先生曰く、茶道には「お茶」だけでな
く、「着物」、「和菓子」、「懐石料理」、「陶磁器(焼き物)」などの中国
人を惹きつける日本独自の様々な文化的要素が付随していることが人気の背景
にあると分析されており、「日本で着付けや和菓子づくり体験をしたい!」と
いう声は非常に多く聞かれるということです。

(3)観光立国へ向けた次の一手
 2016年も、中国からの訪日旅行者数は昨年を超えるペースで増加を続けてい
ます。この勢いを持続させ、継続的に中国人旅行客を呼び込むため、これから
はいかにモノを買わせるかだけではなく、茶道のような日本文化を体験できる
コンテンツを充実させ、多様化する中国人旅行客のニーズを効果的に消費に繋
げていく工夫が必要だと感じています。

※中国で浸透している日本文化については、自治体国際化フォーラム8月号
 (7月25日発行)でも取り上げる予定です。

                     (北京事務所 中川所長補佐)

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【特集記事2】チェルシー・フラワー・ショーにみる日本文化の浸透
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 英国王立園芸協会主催で毎年5月にチェルシーで開催される「チェルシー・
フラワー・ショー」。15万人以上の来場者があり、世界各国から参加の園芸家
による前衛的なショーガーデンが見られるのも魅力的なのですが、会場を巡っ
ていて思わず立ち止まってしまったのは、BONSAI(盆栽)。

 しかも出展していたのは、日本人ではなく、英国人のグループやショップで、
できもすばらしい。私などの素人では、本家日本人の愛好家が作り上げた作品
かと思うほどのできばえです。愛好家のグループも多く、Federal of British
 Bonsai Societyという連合組織には、実に約60ものクラブが加入しています。

 いつのころからここ英国でBonsaiは楽しまれるようになったのでしょう。
Bonsaiの歴史を紹介したサイトを見てみると、英国にお目見えしたのは1630年
ごろとの記述もありました。Federal of British Bonsai Societyの代表は、
団体のサイトの中で、Bonsaiに取り組み始めたのは1972年で、1977年にはBonsai
 Societyに加盟したと紹介しています。少なくとも40年以上は、多くの方々に
親しまれているようです。定期的に品評会やtrade showも開催されていて、公
園の駐車場などで行われるtrade show は、日本の植木市そのものです。

 Bonsaiのノウハウはどうやって習得するのでしょう。Bonsaiに関する書籍は多
く発刊されています。もちろん著者は英国人。Bonsai shopの傍ら、Bonsai 
schoolを開校している、これまた英国人もいます。BeginnersからSpecialistま
で、実に決め細やかなコース設定になっていて、上達すること間違いなしです。
道具はというと、online shopが充実していて、starter setから、さまざまな
種類の剪定ばさみ、のこぎり、植木鉢に、土、化学肥料などありとあらゆるも
のが手に入ります。剪定のときに使うturn tableまで購入できるので驚きです。

 中国で生まれ、日本で小型化されて発展した盆栽。世界各国のさまざまな文
化的な要素が加わった盆栽を眺めるのも楽しいものです。

                     (ロンドン事務所 浅田次長)

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【特集記事3】ビジネスランチはOMAKASE!?
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 アメリカでは、Sushi(寿司)はもちろん、Bento(弁当)、Matcha(抹茶)、
Edamame(枝豆)など、日本語がそのまま使われている食に関した言葉がいく
つもあり、Tofu(豆腐)、Shiitake(椎茸)といった食材名やTeriyaki(照り
焼き)などの調理法は、日本食レストランに限らず、一般のレストランなどの
メニュー表示にもごく当たり前に使われています。

 そんなアメリカで次に定着するかもしれないのが「Omakase」、お任せコー
スです。レストランなどの情報を投稿するサイト「Yelp」でも、「Omakase」
で検索すると幾つもの店が表示されます。

 「Omakase」は、寿司屋を中心に日本料理店で提供されていましたが、メニュ
ーを選ぶ必要がなくすぐに話を始められること、全員同時に料理が提供されな
い場合に生じる気まずい「間」を減らす一方で、見た目が華やかなメニューが
次々と出されることで場が盛り上がることなどが、商談などの場面に適してい
るとして、人気となったようです。3月16日付のウォールストリートジャーナ
ルによると、ビジネスランチの際、高級ステーキハウスなどに替えて、より高
価な、一人あたり80~150ドルかかる「Omakase」コースのある店を選ぶ企業が
増えているといいます。人気の店では、提供するメニューも、和食だけに留ま
らず、洋食も加えた多彩なものに変化させつつあるようです。

 加えて、これらの高級コースを提供している店の多くで、顧客の要望にきめ
細かく応えていることも、「Omakase」が高価であっても選ばれる理由のよう
です。ある店では顧客に関する記録を付けていて、一度リクエストがあったこ
とは以降も同じようにしたり、箸の使い方がうまくない顧客が来る際、全員に
フォークとナイフを配り、顧客が恥ずかしい思いをしないようにしているなど。

 まだ限られたお店での話かもしれませんが、もっとカジュアルでお手ごろ価
格のお任せを出す日本料理店もあります。筆者も行ったことがありますが、日
本人だけでなく、アメリカ人の姿も多く見られました。調理法だけでなく、心
配りなども含めた和食の文化と日本の伝統が、今後アメリカでさらに広がるこ
とを期待します。

                                  (ニューヨーク事務所 椋本所長補佐)

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【記事】フィリピンで新大統領誕生
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 2016年フィリピンと日本は国交60周年を迎え、1月には天皇皇后両陛下がご訪
問されました。フィリピンの人口は1億98万人(2015年)で若い労働力も多く、
一人当たりGDPは消費が活発化するといわれる3,000米ドル目前の2,858米ドル
(2015年)です。つまり、フィリピンはアセアン諸国の中でも急成長している
国の一つなのです。

 安定した政治、経済運営で高い経済成長率をけん引してきたアキノ大統領の
6月末の任期満了に伴い、5月9日、フィリピンで大統領選挙が実施されました。

 大統領選では、アキノ大統領の後継者であるマヌエル・ロハス前内務地方自
治相を抑え、ミンダナオ地方ダバオ市のロドリゴ・ドゥテルテ市長が当選しま
した。ドゥテルテ氏は、米大統領選におけるドナルド・トランプ氏と同様、
「法律なんて関係ない、俺が国を立て直す。」等過激な発言が話題となり、
フィリピンのトランプ氏ともいわれています。
 
 そのため経済界からドゥテルテ氏に対する不安の声が上がったものの、20年
以上に渡りダバオ市長を務め、ダバオ市の治安を大幅に改善させ、多くの外国
企業の誘致に成功した功績が国民に認められ、今回の当選に至ったと分析され
ています。

 当選後は、アキノ政権の経済政策を継承する他、連邦制の導入や外資誘致に
積極的に取り組むため憲法の見直しにも意欲的な姿勢を見せています。

 成長著しいフィリピンの治安改善及び外資誘致政策は、日本企業や自治体に
とっても目が離せないものとなっています。

 シンガポール事務所では、今後も新大統領下のフィリピン政府の動きを注視
しながら、自治体の皆様に有益な情報発信を行ってまいります。

                 (シンガポール事務所 押川所長補佐)

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【INFO】クレアレポート公開!!
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クレアレポート

435号「フランスにおける工芸部門の現状と振興施策について」
436号「フランスの食と景観を生かした地域活性化策」
437号「フランスの空港改革及び自治体の空港運営の現状」

を公開しました!

435号 < http://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/435.pdf >
436号 < http://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/436.pdf >
437号 < http://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/437.pdf >


これらの刊行物は、クレアHPの情報ライブラリーからも検索いただけます!


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【REPO】スタッフだより あら川の桃
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 和歌山県を代表するブランド桃、あら川の桃が実家から届きました!

 待ちに待って、恋い焦がれたあら川の桃。皮をむいてかじりつけば、甘い香
りが立ち、柔らかい果肉から果汁が溢れてきます。桃の味わいに浸りきる、至
福のときです。

 あら川の桃は、品種を替えながらお盆の頃まで味わえます。
 来年の4月から2年間、海外事務所に勤務するので、今年の夏は3年分の桃
を食べるつもりです!

                         (企画調査課 成田)

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