自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

尼崎市は1950年代から産業界を中心に中国との交流を続けてきた。鞍山市とは、1966年の経済友好団をはじめ、青少年、労働界、市議団など幅広い市民が同市を訪問し、なかでも、1978年に鞍山市を訪れた尼崎少年音楽友好使節団は、両市民の友好提携の気運を高めた。尼崎市では、各界が集まって尼崎日中友好都市促進会議を結成して、1981年６月に訪中し、友好都市提携の成立を働きかけ、同年10月には、孫亜光鞍山市副市長ら経済視察団が尼崎市を訪れた。こうした交流を得て、1982年6月、尼崎・鞍山両市長が、鞍山市で都市提携の合意を発表し、1983年２月２日は、張健中鞍山市長をはじめとする鞍山市友好代表団が尼崎市を訪れ、尼崎市・鞍山市友好都市提携調印を挙行した。

提携先の概要

鞍山市は中華人民共和国遼寧省にあり、総面積9,215k㎡、人口329万人、うち市街区は140万人、「鞍山」の名は市の南方にある鞍の形をした山に由来。紀元前110年頃すでに採鉱、製鉄が始まり、農具や兵器が生産されて以来、製鉄が盛んである。現在は豊富な鉱物資源を背景に中国最大の鉄鋼コンビート「鞍山鋼鉄公司」を有する工業都市で、その他機械、紡績、陶磁器、電子工業、自転車産業などがあり、製品は外国にも輸出されている。市内には幼稚園から技工学校、大学まであり、医療体制も充実している。京劇やバレー、卓球などの文化、スポーツ活動も盛んで、景勝地千山や湯崗子温泉、風光明媚な二・一九公園は市民の憩いの場となっている。