自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

1990年11月、松江市において開催した環日本海シリーズ'90日中国際交流会議「シルクロードと山陰」に寧夏社会科学院の研究者が参加した。1991年10月には、浜田市友好親善訪中団などが銀川市において開催された「寧夏国際黄河文化節」に　　　　参加し、同月、丁成寧夏回族自治区外事弁室主任を団長とする友好訪問団が「全国育樹祭」に出席した。1992年10月、澄田島根県知事と宇津島根県議会議長が寧夏回族自治区を友好親善訪問した。1993年6月、程法光寧夏回族自治区副主席が島根県を訪問した。1993年10月、白立忱寧夏回族自治区首席が急病により、代理として師夢雄秘書長が島根県を訪れ、10月６日、松江市において友好県区協定書に調印した。

提携先の概要

寧夏回族自治区は中国北西部の内陸にあり、南は甘粛省、北は内モンゴル自治区、東の一部陝西省と接し、北京から1,200km西南に位置する。面積は６万6,400k㎡、人口は503万人で、33％が回族という少数民族が占める。回族はトルコ系のイスラム教徒で、寧夏は中国全土で最も多い17％の回族が集中している。南部には黄土高原が広がり、北部は黄河を中心に銀川平原が形成されている。典型的な大陸的気候で、年平均気温、年降水量は、南部で５～７℃、400～600mm、北部で８℃、200前後である。11世紀から13世紀に栄えた西夏王朝は西夏文字という固有の文字を有し、独特の文化が花開いたが、モンゴルに滅ぼされた。銀川平原は灌漑農業が発達しており、米と牧羊を主とする。甘草、クコなどの薬草の栽培も盛んである。黄河の水力、火力発電に支えられた金属、石炭化学工業などのほか、毛布、絨毯、紡績工場などである。