自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

1974年以来、武漢鉄鋼公司の設備近代化に協力して連続熱延工場の建設及び操業指導を新日鉄大分製鉄所が中心となって進めていたことなどがきっかけとなって、日中友好事業の重要性をかねてから痛感していた大分市長が1976年５月大分県各界友好訪中団に参加した際、大分市議会議長、大分県日中友好協会理事長とともに武漢市を訪問して友好都市締結を申し入れた。その後関係各方面に働きかけを行い、1979年５月友好都市締結が正式に決定し、1979年９月武漢市友好訪問団を大分市に迎えて調印式を行った。

提携先の概要

武漢市は、中国のほぼ中央の漢水と長江の合流点にあり、武昌、漢口、漢陽の三地区からなり、面積8,467k㎡、人口約728万人を擁する湖北省の省都として政治、経済、文化、交通の中心地となっている。1949年開放後は、工業都市としての変貌にめざましいものがあり、鉄鋼、機械、造船、化学、紡績、食料品等重要な産業が発展している。なかでも鞍山、包頭と並び中国三大鉄鋼コンビナートのひとつとして武昌の青山ｌ区にその偉容を誇る武漢鉄鋼公司は30k㎡の広大な敷地の中に三基の高炉のほか、15の主工場と30以上の付属工場を有し、粗鋼年産400万tの生産能力を持つ大工場である。また、武漢市は丘陵が起伏し、湖がいたるところにあり、「千湖の省」とも呼ばれる風光明媚な景勝の地でもある。なかでも東湖は特に有名であり、湖畔には詩人屈原を記念して建てられた行吟閣などがある。