自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

鉄砲伝来450周年を記念して、鉄砲伝来と縁の地ヴィラ・ド・ビスポ市と日本ポルトガル大使館の仲介により提携のはこびとなり、平成４年に西之表市長一行５名がヴィラ・ド・ビスポ市を訪問して仮調印して以来、官民一体となって相互訪問などして交流をすすめてきた。調印式には、ヴィラ・ド・ビスポ市から市長をはじめ13名が出席、地元から50名が出席して姉妹盟約書の声明文を読み上げ、両市の市長・議長が調印し、西之表市からヴィラ・ド・ビスポ市ヘ「楯」を、ヴィラ・ド・ビスポ市から西之表市へ「絵皿・ポルトガル金貨」を交換し合った。

提携先の概要

ヨーロッパ大陸最西端の国ポルトガル共和国。ヴィラ・ド・ビスポ市は、その南部のアルガルベ地方にある人口約6,000人の市で、面積は西之表市の半分ぐらい。サグレス郡など５つの郡で構成されており、経済活動の中心は農業と漁業。１万平方キロ以上の農業面積を持ち、穀物類(小麦、えん麦、大麦)が大半を占め、野菜類はとうもろこし、じゃがいもなど。漁業においてはカニ、エビ、貝類、鯛、スズキなどが水揚げされ、この地域の重要な経済活動の一翼を担っている。近年、観光分野においても整備が進み、野趣あふれた景観、歴史的に重要な建物と地域(サグレス、サン・ヴィンセント岬、要塞)、そして豊かな海岸線に広がる浜辺など、観光資源に恵まれている。都市整備事業としては、下水処理網が拡充され、電力網も広がり、行政区の90％以上を網羅し、各家庭への給水率は100％に達している。更に新しい中央市場が建設され、老人保養施設、健康保養施設、幼稚園などが整備されている。1969年の大地震によって市の半分以上の建物が崩壊したが、その復興も最終段階に入り、ヴィラ・ド・ビスポ中央協会(国宝指定教会)の修復も終了した。現在では野鳥の保護にも力を入れている。