自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

ホットスプリングス市との姉妹都市交流は、1984年（昭和59年）に制定された花巻市民憲章の中に、国際化がうたわれたことに始まり、その後、様々な事業を推進する中で、姉妹都市交流を国際化推進の中心に位置付けることにした。
花巻市は、1989年（平成元年）度に「国際交流のまち推進基本計画書」を策定し、この中で、国際交流のための主要課題として、国際姉妹都市の提携を掲げた。このことをきっかけとして、1991年（平成3年）度には(財)日本国際交流センターに「花巻市国際姉妹都市提携調査業務」を委託し、その候補地の１つとして、ホットスプリングス市が挙げられ、同市を候補都市として調査を進めることにした。1992年（平成4年）2月には、花巻市から公式に調査団を派遣、同年９月には、ホットスプリングス市から調査団が来花、姉妹都市提携に向けて友好親善関係を進展させることの確認書を取り交わし、ホットスプリングス市は花巻市と同じく温泉資源に恵まれ、都市規模も類似していることから、1993年（平成5年）1月15日の調印に至った。

提携先の概要

ホットスプリングス市は、アーカンソー州の中西部に位置し、北緯33°で九州北部とほぼ同じ緯度である。主要都市からの距離は、ロサンゼルスから約2,615キロ、ダラスから約472キロ、州都のリトルロックからは約85キロである。同市は、文字通り温泉の町で、1920年代から1930年代にかけては、全米一の温泉保養地として名を馳せた。現在も全米各地から観光客が訪れ、その数は年間170万人にものぼる。森と湖に囲まれた豊かな自然を持ち、この自然を生かしたアウトドア・スポーツなどもさかんである。産業においても、恵まれた森林、豊富な水を利用したものが特徴的で、特にミネラル・ウォーターは有名で、日本へも輸出されている。また、ホットスプリングス市は、ビル・クリントン大統領の育った地として一躍有名となり、市内の至る所に大統領ゆかりの場所がある。母親の故バージニア・ケリーさんも姉妹都市提携の調印式に立会人として出席したほか、平成５年、東京サミットで来日したクリントン大統領と花巻市長が懇談する機会を得るなど、花巻市は姉妹都市交流を通じてアメリカの大統領を身近に感じることが出来るようになった。