自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

　明治期以降、木曜島付近のトレス海峡において、高級ボタン等の材料となる白蝶貝の採取が盛んとなり、串本町から多数白蝶貝採取事業のため渡航していた。木曜島には現地で亡くなった日本人墓地が整備されており、渡航者の遺族等が墓参のため定期的に木曜島を訪れていた。
　平成19年2月、在ケアンズ日本国総領事館を通じ、トレス市長から「両自治体の歴史的背景に基づき姉妹都市提携を行いたい。」との要請文書が串本町長に届けられた。
　平成19年10月に串本町長を団長とする墓参団をトレス市に派遣し、木曜島の日本人墓地など現地の視察を実施。
　平成23年12月７日、当地の先人たちがあえて過酷な環境に立ち向かった精神を受け継ぎ、過去にあった絆を縁として新たな友好を開いていくことを目的として、トレス市からナパウ・ペドロ・スティーブン市長を団長とする代表団が来日された際、「友好都市宣言」合意文書の調印式を執り行なった。

提携先の概要

＜位置＞オーストラリア北東部ヨーク岬半島とパプアニューギニア間に位置するトレス海峡に散在する島嶼群７島およびヨーク岬半島先端部2地域

＜人口＞約7,000人

＜気候＞熱帯性気候

＜産業＞漁業

＜特徴＞年間平均気温27度。同市の行政本部が置かれる木曜島には教育・医療・観光等の施設が集中

＜その他＞オーストラリア政府またはクイーンズランド州政府からの福祉的助成金が地域の収入の大半を占めている。