自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

宮城県と吉林省は、共にそれぞれの国の東北地方の中心に位置するという地理的条件など、共通する点が多いことから、以前から相互の交流が各分野で進められてきた。昭和55年には、仙台市が吉林省の省都長春市との友好都市の締結を行ったのを始め、昭和57年の副省長を団長とした吉林省友好訪日団の来県、昭和59年知事を団長とした日中友好宮城県農業視察団の訪中、さらに昭和60年には宮城県議会友好提携の機運が高まってきた。昭和61年７月県議会において、両県省の友好親善協定を速やかに締結するようにという決議が行われ、それを受け協議を進め、昭和62年６月に締結に至ったものである。

提携先の概要

同省は、人口が本県の10倍の約２千２百万人。中国の東北地区中部に位置し、面積は本県の25倍の約18万k㎡である。東南部には森林地帯、西北部には広い草原が連なり、中部と西部は肥よくな平原となっている。気候は温帯性気候であり、中国名山の一つ長白山や景色の美しい松花湖などがある。同省の産業は、中国有数の食糧生産基地として農業が中心。林業も盛んで、木材生産量は全中国で第２位である。また、近年の近代化の中で鉱工業も急激に盛んになってきており、中でも自動車の生産高では全国の約３分の１を占めるほどである。一方、学術・文化の面でも全国的に重きをなしており、省都長春市は文化の都として知られている。