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提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

　宮城県とデラウェア州は、ほぼ同緯度にあり、気候・風土が似ているほか、いずれも首都から約2時間の距離にあるなど、地理的、社会的条件が類似していることから、平成2年度から様々な分野での交流事業を通して、相互理解と友好親善を深めてきた。
　こうした交流の積み重ねにより、姉妹県州締結の気運が盛り上がり、平成9年5月に宮城県知事がデラウェア州を訪問し、姉妹県州締結に向けての覚書を取り交わし、同年9月のデラウェア州知事の宮城県訪問に際し、姉妹県州締結調印式を挙行した。

提携先の概要

同州は、米国東海岸中部に位置し、ニュージャージー、ペンシルベニア、メリーランドの各州に隣接。ワシントンＤＣやニューヨークなどの主要都市へは約１時間半の近距離。面積は、本県の約３分の２の約5,074ｋ㎡であり、全米50州の中で２番目に小さい州。人口は約72万人（1995年）。1787年に米国憲法を最初に批准し、「ファースト・ステート（第１番目の州）」として有名。また、企業活動に有利な会社法や低い法人税率等を採用していることなどから、全米の大企業の半数以上を含む国内外約25万社が登記上の本社を同州に置いている。同州の主要産業は、化学産業と自動車産業であり、特に、化学産業については、米国有数の化学関連企業の本社や研究所が数多く立地し、「化学産業の首都」と呼ばれている。また、金融・保険業も発展しており、州経済の中心地であるウィルミントン市は、全米有数の金融センターの一つに数えられている。一方、農業地帯である州南部では、特に養鶏業が盛んであり、ブロイラーの主要な生産地。また、大豆、トウモロコシをはじめとし野菜や、乳製品等も生産されている。観光資源にも恵まれ、州南部の大西洋沿岸は、全米有数の海浜リゾートとなっており、連邦政府の要人等も数多く訪れることから、「米国の夏の首都」と呼ばれている。州内には、13の州立公園をはじめ、スポーツ、文化、レクリエーション施設が数多くあり、州内外から多くの観光客を集めている。