自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

かねて中国の都市と友好関係を持ちたいと望んでいた仙台市は、日中友好協会・日中文化交流協会等と相談のうえ、仙台市と似た性格の中国東北地方の都市との友好都市提携の希望を中国側に打診していたところ、昭和54年７月、中日友好協会廖承志会長から長春市との提携について提案があり、長春市側の希望が伝えられた。その後、何回かの文書の交換があり、昭和55年８月、馮英奎長春市からの要衝により、同月20日先遣隊が長春市を訪問し話合いの結果締結の合意を得て覚書を交換した。この覚書に基づき長春市から馮英奎市長を団長とする友好代表団７名が来仙し、昭和55年10月27日、議定書に調印し締結が成立した。

提携先の概要

長春市は中国東北地方のほぼ中央に位置し、吉林省の省都で政治・経済・文化・交通の中心地である。市街地面積は約158k㎡、市街地人口は約270万人、長春市全域では面積が約18,800k㎡、人口は660万人で、工業都市・文化都市として発展している。工業面では、長春第一自動車工場が有名で｢解放｣(トラック)を生産しており、ほかに機関車、客車、トラクター、治金などの工場がある。教育文化面では、吉林大学など18の大学、実業学校が49校、科学研究所が45などのほか、長春映画製作所は中国最大の撮影所として有名である。その他農業面では、大豆、コーリャン、トウモロコシ、小麦、水稲など、年間約450万ｔを生産し、全省の４分の１を占めている。