自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

須賀川市は、昭和54年に須賀川市日中友好協会が結成されたのを機に、中国最大級の規模を誇る牡丹園(名称：王城公園)のある洛陽市と、牡丹を架け橋に市民各界各層にわたり交流を深めてきたことから、日中国交正常化20周年及び福島空港開港等を記念して、1993年８月１日、日中友好の翼市民及び中学生訪中団が、洛陽市を訪問し、両市の市長が友好都市締結議定書に調印した。なお、この締結に基づき、1995年から洛陽市の技術研修生が須賀川市で牡丹等の花卉栽培技術等の修得に励んでいる。

提携先の概要

黄河中流の河南省西部に位置し、人口630万人、面積455キロ平方メートル。中国６大古都の一つであり、遠く三千年の昔、西周の周公が都を建ててから以後９つの王朝が都を置いた歴史ある都市で、孔子、老子も名著を残し、白楽天、杜甫ゆかりの地である。また、名所、旧跡も多く、中国三大石窟の一つで、仏教彫刻美術の集大成である龍門石窟、仏教が中国に伝来して最初に建てられた寺院である白馬寺は、特に有名で、かつて政治、経済文化の中心地であったことが偲ばれる。近年は、工業の発達がめざましく、重工業基地でもある。一方、郊外の農村地帯では、耕作面積約二万三千ヘクタールを有し、土壌は肥沃で、用水路がはりめぐされ、主な農産物は、小麦、とうもろこし、米、綿花等があり、大型トラクターや農産物加工機械等の導入により、機械化が進められている。このように、洛陽市は、歴史に名高いばかりでなく、近代化が進む工業都市として、発展の息吹に燃え、一層の躍進が期待される都市である。