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提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

国際社会の進展する中にあって、市民が外国と各方面にわたる活発な交流を通して、相互の信頼と友好を深めることは国際感覚の助長と共存共栄のために大いに意義あるものと考え、市制60周年(昭和56年)を契機として国内外都市との姉妹都市提携の方針を決め、具体的に外国にあっては、今日国是として交流が拡大促進されつつある一衣帯水の隣邦・中華人民共和国のうち、特に聖人孔子の遺徳を通じて、わが国の儒学の殿堂として、過去一千年の歴史を誇る史跡足利学校に深く関係を持つ山東省曲阜県を対象として選定した。昭和58年に中国国内の行政改革により、曲阜県(1986年８月に県から済寧市の管轄下の県級市に昇格)を含む１市７県によって新たに済寧市が成立したのを機に、済寧市との友好関係を展開することが両者の将来にとって最も有益であるとの判断のもとに友好都市を締結した。

提携先の概要

同市は、山東省の西南部に位置し、人口約780万人、面積約10,700ｋ㎡の都市である。歴史は古く、有史時代の初めから人々が定住し、紀元前10世紀頃から魯国の所在地として栄え、その後一貫して山東省の西南一帯の政治、経済、文化の中心として、また主要物資の集散地として栄えた。また、孔子、孟子の生まれ故郷であり多くの文化財がある。物産資源は豊富で、主要農産物は、小麦、とうもろこし、こうりゃん、綿花、落花生などである。また、中国十大淡水湖の一つである微山湖があり、魚、えび等湖から取れる産物も豊富である。鉱石物では、特に石炭の埋蔵量は大きく、炭層は厚く良質で、近年日本へも輸出している。工業は、豊富な石炭・原料を背景として紡績・機械・食品製造・化学工業などが発展しており、中国のエネルギー源開発重点基地の一つに指定されている。観光名所は、国連ユネスコによって「世界文化遺産」に認定登録されている三孔(中国三大古代建築の一つであり、孔子を祀る「孔廟」、孔家直系子孫の住居跡「孔府」、孔子一族の墓所「孔林」)、古典で有名な「水の許伝」の舞台となった「梁山泊」、唐代の詩人・李白の旧蹟「太白楼」、鉄塔寺、孟廟などがあり、内外から多くの観光客をあつめている。