自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

　川崎市には、戦前から歴史的経緯によって、朝鮮半島出身者が多く在住していることを背景に、桜本商店街と遠美市場との市民レベルの交流が始まり、その後、大学関係者や商工会議所、議会などの交流へと広がりをみせました。さらに、両市は地理的位地人口規模、産業構造などに共通性が多いことから、友好都市提携に向けて進展、91年７月李海宣市長を団長とする富川市代表団が来川、友好都市提携仮調印を行い、同年10月には高橋清市長を団長とする川崎市代表団が富川市を訪問、正式に調印を行うに至りました。

提携先の概要

　富川市は首都ソウルと国際的港湾都市仁川の間に位置し、首都東京と大都市横浜に隣接した川崎と非常に似通った立地条件にあります。国内では第８の都市で、人口は約78万人。遠美、素砂、梧亭の３つの区から成っています。かつては桃の名産地として知られた田園都市でしたが、現在は快適で新しい定住文化都市として都市開発が進められています。
　従来の金浦空港に加え、2001年には仁川国際空港が開港し、四通八達の高速道路とともに、陸、海、空の交通アクセスの良さが富川市の大きな特徴です。ハイテク関連の大企業が立地する一方、市内には約3000社以上の中小企業が集積し、地域経済を支えており、近年工業団地も整備されました。
　文化面では、1985年以来毎年４月に開催されている｢桃の里芸術祭｣は、伝統民俗文化の華やかな祭典として多くの人々を魅了しています。さらに1998年からは新たに｢国際ファンタスティック映画祭｣も開催されるようになり、こちらも国内外から多くの観客が訪れる、富川市最大のイベントのひとつとなっています。