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提携情報

提携の動機及び経過

　１９７２年日中共同声明が発表されて以来「新潟市各界友好訪中団」「新潟市万代太鼓少年友好訪問団」などの訪問団が次々と訪中しました。１９７８年より新潟県亀田郷土地改良区が黒龍江省三江平原の土地改良事業に協力、１９７９年５月同団体などが呼びかけ、新潟県日中友好協会が設立されました。その後「日中友好の船」が寄港するための歓迎実行委員会が組織され、各界各層の間で、日中友好運動が盛り上がりました。
　一方新潟は古くから中国東北地方と縁のある人が多かったこと、亀田郷土地改良区による黒龍江省三江平原開発への協力をきっかけに省都であるハルビン市と県庁所在地である新潟市との友好都市提携の機運が高まったことなどの理由から、友好都市の提携が具体化しました。同年１２月ハルビン市から代表団を迎え、調印の運びとなりました。

提携先の概要

黒龍江省の省都であり、中国東北北部の経済・文化の中心地です。１９世紀末の鉄道建設に伴い、ロシア人により、本格的な都市建設が始まりました。そのため、市内にはロシア・ヨーロッパ風の建築物が今も残っています。
現在人口は約９８６．６万人、面積は５．３万ｋ㎡で、中国国内でも有数の大都市です。厳しい冬の寒さで知られ、気温は－30度にも達することから「氷の都」と称されています。毎年１、２月に開催されるイベント「氷雪節」は国際的にも有名で、内外から多くの観光客が訪れます。１９９８年６月、新潟との間で定期航空路が開設されたほか、ロシア、韓国とも定期航空路で結ばれています。
主な産業は、機械電気工業。「動力の故郷」「工業の街」とも呼ばれ、市内にあるハルビン工業大学は国内でも有数の工業大学です。