自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

昭和54年１月当市に工場を置く㈱不二越社長(現会長)　高松俊夫氏に、日系人の多いブラジル連邦共和国で㈱不二越傍系会社ナチ・ド・ブラジル社が繰業しているサン・パウロ州モジ・ダス・クルーゼス市との姉妹都市提携斡旋を依頼した。以降㈱不二越と当時の現地ナチ・ド・ブラジル社長丸山角三郎氏の仲介により姉妹都市提携の気運が急速に高まり、同年10月11日富山市制施行90周年記念式典に、モジ・ダス・クルーゼス市議会議長と議員の２名が来富された。11月８日、モジ・ダス・クルーゼス市においてブラジル富山県人会長等立ち合いのもと、モジ・ダス・クルーゼス・富山両市長との間で姉妹都市盟約書の調印を行い、両市の友好・親善・発展に努力することを約束した。

提携先の概要

モジ市は、サン・パウロ市から東約50㎞に位置し、人口約320,000人、面積731k㎡でサン・パウロ州内ではサン・パウロ市につぐ第２の日系人集団地であり、サン・パウロ市より車で40分、海抜800ｍの緑と山に囲まれた美しい活気のある高原都市で、石畳の通りと古い街並みが歴史を物語るにヨーロッパ風の落ちついた感じの街でもある。大都会サン・パウロに隣接するため、近郊型農業が発達し、特に養鶏は有名で、ブラジルの代表的な鶏卵生産地となっている。また、近年工業移住政策によりトラクター、ピアノ、鉄鋼、ミシン、織物、アルミニウム、プラスチック、製紙などの工業も盛んで、市内には、モジ・ダス・クルーゼス総合大学などの総合大学２校、体育大学１校と図書館や美術館のほか歴史・教育・博物館などがあり、ブラジル国内でも教育部門に力を入れている15都市の中の１つであり、学園都市としても発展し、人口の約15％が日系人である。