自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

1966年５月駐日ブラジル大使ソアーレス氏およびヴィニヨーレス文化担当官が、ペロータス市と姉妹都市を結んでいる珠州市を訪問の帰途、金沢市において江川助役と懇談し、両氏から都市提携の申入れがあった。さらに同年８月外務省中南米移住局長から、在ポルト・アレグレ佐藤総領事の外務大臣あて積極的な希望を含んだ書簡の写しとともに都市提携の見通しについて照会があり、これに対し賛成の意向である旨回答した。その後同年11月から翌1967年２月にかけて提携を進めるための公文書の交換が行なわれ、金沢市議会において３月20日都市提携の議決をし、提携がはじまった。なお、ポルト・アレグレ市では５月26日提携に関する条例の署名式が行われた。

提携先の概要

ポルト・アレグレ市は、リオ・グランデ・ド・スル州の州都で、人口130万、面積470k㎡、ブラジル南部の商工業、文化、教育の中心地である。1752年最初のアゾレスからの移民によって建設されて以来パトス潟の北端、ガイバ河口の優れた地理的位置と年平均気温19.8℃の温暖な気候に恵まれ、肥えて豊かな農業地帯を後背地に有し、畜産物、タバコ、米、ブドウ酒、木材、石炭を産出し、また食品、毛織物、金属等を中心とする工業を有している。市民はラテン系市民特有の明朗と友情にあふれ、町には太陽と緑の水がこぼれ、別名「ほほえみの町」と呼ばれており風光明媚な観光地としても有名で隣国の首都モンテビデオやブエノスアイレスからも年中観光客が訪れている。