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提携情報

提携の動機及び経過

1975年に第一次日中友好福井県青年の翼が杭州市を訪問した後、1985年には福井市日中友好協会訪中団が訪問した。1986年、福井県日中友好協会代表団が杭州市を訪問して以来、1989年までに福井市からは書道、小学校、婦人、放送局、市職員、市民などの交流団の訪問、ファッションフェアの開催、また、浙江省、杭州市からは民族歌舞団、友好考察団、書道、人民政府の代表団の訪問を受けるなど活発に交流が続けられた。1989年４月には、福井市が杭州市から留学生１名を受け入れ、福井市制100周年記念式典に杭州市人民政府代表団を招聘した。その後、福井市議会議員視察代表団の訪問、レントゲン研修生の受け入れ、福井市代表団の訪問、ふくい国際フェアにて杭州青少年曲技団の公演、杭州市の伝統工芸物産の展示など、交流が重ねられた。これらの相互訪問により、気運が高まり、1989年11月23日杭州市において、福井・杭州市長との間で友好都市提携に関する議定を取り交し、子々孫々にわたる両市の友好を約し、あわせて世界平和と人類の福祉に貢献することを誓い合った。

提携先の概要

同市は、中華人民共和国浙江省にあり、中国の重要な観光都市で上海から西南へ180㎞ほどの位置にあり、歴史、文化の古いまちである。浙江省の省都で、省の政治、経済、文化の中心地であり、現在、人口約620万人、面積は16,600k㎡となっている。市制は1954年にしかれ、新生中国の都市として市民の療養、休養施設も整えられ、中央政府によって文化遺産の保護が図られるなど、歴史、文化、景観を生かした近代的な街づくりを進めている。産業は、伝統工芸の絹織物、綿織物、名産の龍井茶(ろんじんちゃ)が有名である。近年では、工業が発達し、冶金、機械、科学工業、電子工業などの産業が盛んで、産業都市としても今後の発展が期待される。