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提携情報

提携の動機及び経過

昭和47年の中日共同声明及び同53年の中日平和友好条約の締結以降、本県においても中国との友好交流を望む声が、県民の間に高まってきた。そして、とりわけ、同じ内陸部に位置すること、共に名山を持つことなど、本県との類似点が多い四川省との交流活動が活発化し、昭和56年12月には、本県と四川省との友好県省締結を求める請願が、県議会で採択された。その後、昭和59年４月の四川省代表団の来県によって、友好県省締結に関する基本的合意が成立し、同年８月の本県からの協議団の四川省訪問によって、具体的事項が詰められた。そして、四川省省長一行６人の来県により、昭和60年６月18日、本県において調印式が行われた。

提携先の概要

四川省は中国の西南部、揚子江の上流に位置する内陸省であり、面積は49万k㎡で山梨県の109倍、人口は8,550万人で山梨県の90倍であり、省都は成都市である。東部は盆地で、西部は高原または山地になっている。四川盆地は亜熱帯湿潤南東季節風気候区、山岳地帯は西南季節風気候区である。中国の主要な食糧生産地域のひとつで、水稲を主に、菜種、蚕糸、柑橘などが盛んである。工業は、近年急速な発展をとげ、冶金、石炭、石油、機械、電力、化学工業、電子工業、紡績、シルク、食品、製紙、製糖などが盛んである。資源としては、埋蔵鉱石資源が豊富で、天然ガス、バナジウム、チタン、石綿などは、中国でも上位を占める。