自治体情報

提携相手先情報

提携情報

提携の動機及び経過

1983年市内に住む４人の主婦が、英語の教科書に富士山とよく似たニュージーランドのタラナキ山の写真を見つけ、山のふもとの町であるニュープリマス市と文通をはじめたのがきっかけとなる。その後、民間レベルでの活発な人物交流が行われ、1989年２月ニュープリマス市長の親書を携えた市職員が三島を訪問。これを受けて同年10月、三島では５人の市議会議員が行政視察を兼ねてニュープリマス市を訪れ、同市の姉妹都市提携に対する熱意を改めて確認した。1990年８月、三島市長がニュープリマス市を訪問し、姉妹都市締結に向けて具体的な協議を行い、1991年４月29日、市制50周年を記念して三島市で、更に同年５月27日ニュープリマス市で調印する運びとなった。

提携先の概要

ニュージーランド北島の南西部に位置する。人口６万８千人、面積は2,324k㎡。タラナキ州の州都である。ニュープリマス市の歴史は、今から数千年前に、東ポリネシア人(マオリ族)が住みはじめたことに始まった。彼らは、彫刻、織物、音楽、踊りなど、独自の芸術・文化を発達させ、現在もその伝統を守り育てている。その後、ヨーロッパからの捕鯨団が捕鯨基地を設けたのを契機に、1841年に開拓が始まり、ヨーロッパから移民が来島。1991年は、入植150周年の記念すべき年となった。市の主要産業は、酪農や畜産、花、観用植物の栽培で、良質のチーズは海外に輸入されている。また、石油、天然ガスの油田があり、この国全体にエネルギーを供給してきた。温暖な気候と自然環境に恵まれており、平均気温は夏17℃から18℃、冬は９℃位である。市の南西には、富士山とよく似た、標高2,518㎞のタラナキ山がそびえ、市内にはプケクラ公園をはじめ渓谷な数々の庭園がある。