多言語情報等共通ツールの提供
災害時の多言語支援
日本に在住している外国人は日本語が不自由であったり、日本の生活環境に不案内であったり、災害のことを知らなかったりすることが多いため、災害弱者と位置づけられています。クレアでは、地域国際化協会、自治体などによる円滑な情報提供を支援することを目的として、平時から災害時対応を考え、多言語支援体制の構築に活かす「災害時の多言語支援のための手引き」や、多言語による文字情報の提供が可能な「多言語表示シート作成ツール」の提供など、災害時外国人支援のための情報を発信しています。
災害時の多言語支援のための手引き2018
クレアでは「災害時の多言語支援のための手引き2012」をベースとして、東日本大震災以降の「常総水害(2015年)」、「熊本地震(2016年)」、2018年の「大阪北部地震」、「平成30年7月豪雨」により得られた経験をはじめ、2018年度から総務省により要請されている「災害時外国人支援情報コーディネーター」に必要な知識や期待される役割等の内容を盛り込み、新たに「災害時の多言語支援のための手引き2018」を作成いたしました。災害に備え、防災訓練等で積極的に御活用ください。
【参考】災害時の多言語支援のための手引き2012および災害多言語支援センター設置運営マニュアル2009
過去にクレアで作成した「災害時の多言語支援のための手引き2012」および「災害多言語支援センター設置運営マニュアル2009」を公開しております。「災害時の多言語支援のための手引き2012」は東日本大震災での広域的災害及び広域支援をベースに、「災害多言語支援センター設置運営マニュアル2009」は新潟県中越沖地震での柏崎市に設置された災害多言語支援センターの活動をベースにしておりますので、用途に応じ参考資料としてご活用ください。
※データや語句等は作成当時のものですので、使用する際はご注意ください。
災害時多言語情報作成ツール
- 【リニューアル版】災害時多言語表示シート(平成29年3月発行)
- 災害時多言語情報作成ツール[修正版](平成19年7月発行)
- 災害時多言語情報作成ツール 4言語追加対比集及び多言語表示シート(平成19年4月発行)
- 災害時語学サポーター育成のためのテキスト 等(平成18年8月発行)
多言語災害情報文例集
東日本大震災以降の災害(水害含む)時に多言語で実際に配信された外国人向け災害支援情報から有用な情報を抽出して、一般化して編集しました。
以下の多言語によるワードファイルをダウンロードしていただきますと、時刻や避難場所・地域名などの場所、連絡先(電話番号、E-mailなど)などの記載が必要なものにあっては入力したうえで活用でき、それが必要ないものはそのまま活用できるようになっております。
ご自由にご活用ください。